「英語での質問表現が上手くいかず、会話が続かない・・・」
英語で質問したいが正しく英作文する自信がないといった方もいるでしょう。
英語で会話する時、自分から色々質問すると会話が途切れずコミュニケーションが円滑に進みますね。しかし疑問詞(5W1H)を使った質問文を作るのは案外難しいのです。
5W1Hの疑問詞には以下のような種類があります。
5W1Hの疑問詞を使った質問文を作るためには、コツを知る必要があります。質問内容によっても作り方が変わるのを知っていましたか。回答文から考えると、実はスムーズに疑問文を作ることができるのです。しかもたった3ステップで。
この記事では疑問詞(5W1H)の使い方を詳しく解説していきます。誰でも簡単に疑問詞を使った疑問文が作れるようになります。さらに日本人がよく間違えてしまう疑問詞の例文についても紹介しています。英語でも「質問上手ですね!」と周りからの評価もきっと上がるはずです。
ページコンテンツ
5W1Hとは以下の6つの疑問詞を指します。
ネイティブがよく5W1Hという略語で表現します。これら5W1Hを使うことで話が論理的にできるし、会話が長く続けると言われています。
会話する時、相手に具体的な情報を求めて質問をする時、疑問詞を使わなければいけません。疑問文で疑問詞が使われる時は必ず疑問詞が文頭にきます。
疑問詞を使った疑問文はYes/Noで答えることができません。Yes/Noで答える疑問文は「Yes・Noの質問で好みを見極めろ。長く続く英会話の基本は質問」を参考にしてください。
会話でよく使われる疑問詞は5W1Hですが、実際には全部で9種類の疑問詞があります。下記の表でご紹介します。
疑問詞 | 意味 | 例文 | 日本語訳 |
what | なに | What do you do in your free time? | 暇な時、何をしますか? |
who | だれ | Who is the woman in black? | 黒い服の女性はだれですか? |
whose | だれの | Whose bag is this? | だれのカバンですか? |
whom | だれに | Whom did you send the email to? | だれにメールしたですか? |
which | どれ | Which country do you want to go to? | どれの国に行ってみたいですか? |
where | どこ | Where is the party? | パーティはどこですか? |
when | いつ | When will you go to school? | いつ学校行きますか? |
why | なぜ | Why did you come to Japan? | あなたはなぜ日本にきましたか? |
how | どのように | How do I say “apple” in Japanese? | 日本語で「apple」はどのように言いますか? |
疑問詞を使った疑問文は上記9種類の疑問詞を使って英作文を作ります。大きく分けて疑問詞+be動詞を使った疑問文と疑問詞+一般動詞を使った疑問文の2つあります。
使用用途:人・物の状況/状態について尋ねる疑問文。
疑問詞 + be動詞(三人称・時制注意) + 主語 ? |
例文:疑問詞+be動詞の疑問文
疑問詞 + 助動詞(三人称・時制注意)+ 主語 + 動詞 (+ 〜) ? |
助動詞の意味やルールに関しては「5つの助動詞の役割と使い方が10分で分かる!|基礎的な意味や例文で解説」をご覧ください。
例文:第一助動詞
What do you do in your free time?
「暇な時何をしますか?」
例文:第一助動詞・ 三人称単数の場合
How does he go to school?
「彼はどうやって学校に行きますか?」
例文:第一助動詞・ 過去形
Why did you go to Sydney?
「なぜシドニーに行きましたか?」
例文:法助動詞
When can I get the document?
「私はいつ書類をも貰えますか?」
例文:法助動詞・未来形
Who will you bring to the party?
「だれをパーティーに連れて行きますか?」
進行形:現在・過去の進行中の行動について質問をするときに使う。
疑問詞 + BE動詞(三人称・時制注意)+ 主語 + 動詞ing (+ 〜) ? |
What are you watching? (現在進行形)
「何をみていますか?」
What were you watching at 8 AM?(過去進行形)
「朝8時に何を見ていましたか?」
疑問詞のすぐ隣に名詞・動詞・形容詞・副詞がくる場合の疑問文の作り方について解説します。
疑問詞 + 名詞 + 一般疑問詞の作り方? |
例文:疑問詞+名詞~?
「Book」は大きな名詞集合体である。
疑問詞 + 動詞(時制注意)+(目的語 + 動詞/形容詞)? |
日常会話でよく出てくるこの形ですが、使いこなすためには練習が必要です。疑問詞が主語になっているため、やや特殊な順番になります。
参考:疑問詞が主語の疑問文の使い方!Whoが主語になる場合は三人称単数扱い!
疑問詞 + 形容詞・副詞 + 一般疑問文の作り方? |
詳細説明:「How+副詞」を使うことにより、数量または回数について聞くことができる。
How+many+名詞 : 数える物の数量について尋ねるときに使う
How many times have you come here? – Three times.
「あなたは何回ここに来ましたか?- 三回」
How+ much+名詞 :数えない物の量について尋ねるときに使う
How much wine did your drink? – 2 bottles.
「お酒をどのぐらい飲みましたか?- ボトル2つ」
How+often: 頻度について聞く時使う
How often do you exercise? - Twice a week
「どれぐらい運動しますか? – 週二回」
詳細説明:「How+形容詞」を使うことによりその形容詞の程度について尋ねることができる。
▷参考:英語の形容詞で基本となる使い方
使える疑問詞の種類: What, Which, Who, Whom, Where, When, How
疑問詞 + to + 動詞 + 〜? |
使い方:「〜するべき?」と尋ねるときに使う。「should」を使った英文に置き換えることできるという特徴があります。
Shouldを使った場合:What should I do in Tokyo?
Shouldを使った場合:Where should I go on holiday this year?
Shouldを使った場合:When should I eat after a workout?
まずは意味から確認していきます。
What | 何 |
Which | どれ |
疑問詞の意味から考えてみると、いずれかを選択するときは“Which”、「何を」と尋ねる場合はは“What”を使います。
疑問文の中に選択肢がある場合「Which」を使います。
では次の例をご覧ください。「あなたの好きな季節はどれですか?」と聞きたい場合:
季節が4つあるというのは一般常識です。そのため選択肢が4つあると考え、「Which」を使った方がより自然な表現です。選択肢を上げなくても一般の常識により選択肢がある場合は「Which」を使います。「国」もその一つの例です。
基本的に選択肢が目の前にないかはっきり述べられない時「Which」と「What」のどちらでも使えます。「What」の方が一般的なニュアンスを持ち、「Which」の方が言葉の文章の中で比較的なニュアンスがある。
★絶対「Which」しか使えないケース:
Which + of + 名詞 + 〜 ? |
基本的に「What」は「何」、「How」は「どのように」と表現します。意味の違いは明確なので使い分けが難しくありません。しかしレッスン中ときどき違いが曖昧になっているケースがありますので、再度確認しておきましょう。
「何」という回答を求めますので、思っている通り「What」を使えます。ポイントは「言う」が「say」でなく「call」が使われることです。
What do you call 「りんご」 in English?
もっと自然的な表現は「りんごを英語でどうのように言いますか?」なのです。この場合は、「How」と「say」を組み合わせて使います。
How do you say 「りんご」in English?
★何度も音読をすることで使い分けを効率よく定着できます。
What + call How + say |
What do you call α in English? How do you say α in English? |
答えに形容詞を求める場合、一般的に「How」を使います。
さらに「What」を使うともっと具体的の情報を貰える。ポイントは文末に「like」がきます。
「It tastes good 」だけでも答えになるが 「It tastes like the flavor of tea and rose combined.」 「美味しい。お茶とバラが合わさった味をする」という回答が期待できます。
「It was fun」 だけでも答えになるが 「It was like all a party for teenagers because there were so many people. 」「人がたくさんいたので若者のパーティーみたいな感じした」と回答をする方が自然です。
人について尋ねたい時は、「What 〜 like」 と How により聞きたいことの答えが変わります。
– He is fine.
– He is a very kind person.
まずは意味を確認しましょう。
主格 – アクションする側 | 所有格 | 目的格 – アクション受ける側 |
Who (誰) | Whose(誰の) | Whom(誰を/誰に) |
基本的に「誰」を聞きたい場合「Who」を使い、「誰の」を聞きたい場合は「Whose」を使う。「Whom」は日常会話でめったに使われません。
例文:Marie gave Tom my jacket.
主語の「Marie」を尋ねる場合は
⇨Who gave Tom my jacket?
目的後の「Tom」は尋ねる場合は
⇨Whom did Marie gave my jacket to?
所有格の「my」を尋ねる場合は
⇨Whose jacket did Marie give Tom?
回答文から考えることが大事です。下記の例を見てみましょう。
I like the music.
この回答文から質問を考えていきます。
①の場合はlike(好き)かどうか尋ねるので→Yes/No疑問文タイプ。②の場合は詳しい情報を尋ねるので→疑問詞を使う。
→ I like 何? → I like what? → 疑問詞Whatが必要ということがわかります。
では次のステップへ行きましょう。
④には、答えに所有格の「my, your, his, her, our, their, its」を求めるならすぐに「Whose」を使うことを判断できるのです。
だが名詞の場合は確認するポイントがやや複雑になります。その名詞は独立名詞なのか、グループ名詞なのかを判断する必要があります。下記の例をみてみましょう。
→ 完成:What does she like?
→ What sport/Which sport + 〜 ?
→ 完成: What sport/Which sport does she like?
ここでの注意!名詞は単数形なのか複数形なのか?
What sport/Which sport または What sports/Which sports、どっちらも正しい。
作った疑問文を正しいかどうかを確認するために、疑問文と回答文を並べてみましょう。
→ When does she sleep? またはWhat time does she sleep?
-She sleeps at 9 in the evening.
回答に一般動詞「sleep」が入っているので、上記確認点の3番目により、「疑問詞+do/does+〜」になります。「9時に寝る」ということを尋ねたいので「When」または「What time」を使うことがわかる。
What does she like food? – She likes cheese.
回答文にcheese(食べ物の一種)を求めるので、確認点の4番目により、「疑問詞+名詞」パターンを使います。
→ What food does she like? が正解。
When is she sleep ? – She sleeps at 9pm.
回答に一般動詞がある。よって疑問文でbe動詞が入っているのはおかしい。Step3で記載した通り、When does she sleep?が正しい文になります。多くの生徒がうっかり間違えてしまう傾向にあります。ぜひ気をつけてください。
間接疑問文とは、疑問詞を使った疑問文を目的語として扱う文、のことです。詳しくは、間接疑問文の使い方ページにてご説明しています。
→ Can you tell me where the post office is?
「郵便局はどこにあるのかを教えてもいいですか?」
★ここで語順の注意:
疑問詞を使った疑問文にBE動詞がメインの動詞の場合、be動詞は文末に移動します。
Where is the post office?(直接疑問文の場合)
→ Can you tell me where the post office is? ◯
→ Can you tell me where is the post office? ✖️
Where is she?(直接疑問文の場合)
→ I don’t know where she is. ◯
→ I don’t know where is she. ✖️
疑問詞を使った疑問文に助動詞が使われる場合:Do/Doesを使われる場合:Do/Doesを無くし、本動詞を応接の時制にします。
What time does the meeting start? (直接疑問文の場合)
→ Do you know what time the meeting starts? ◯
→ Do you know what time does the meeting start? ✖️
Can/could/should/mayのような法助動詞を使われる場合:主語の後に置く
Where can I find Peter?(直接疑問文の場合)
→ Do you know where I can find Peter? ◯
→ Do you know where can I find Peter? ✖️
疑問詞を使った疑問文に「疑問詞+α」または「疑問詞+to+動詞」の場合、そのままにします。
Which book does she like?(直接疑問文の場合)
→ Do you know which book she likes? ◯
What happened in the office?(直接疑問文の場合)
→ Do you know what happened in the office? ◯
Where to go for dinner tonight? ◯
→ Let me know where to go for dinner tonight. ◯
感嘆文は、感動や驚きを表す文のことです。感嘆文には下記の2つの形があります。
例文:「綺麗な人ですね!」を感嘆文にすると以下の通りです。
多くの場合、具体的なことを聞きたい時に疑問詞を使って質問をします。しかし相手からの回答を期待しない時も疑問詞を使うケースがあります。
下記は疑問詞を使った日常会話で使えるフレーズ集です。覚えていただけるとすごく自然的に会話が続けられかと思います。
定型 | 本訳 | 使う場面 |
What’s up? | 何があった? | 挨拶(「ヤッホ!」のように) |
Why not? | なぜしないの? | しましょう! |
How come? | なぜ? | え?なぜそんな? |
How do you do? | 具合どうですか? | 初めまして!(Nice to meet youで答える。) |
How/What about? | それはどう? | 提案する。How about going for a walk「お散歩はどう?」 |
定型 | 本訳 | 使い方 |
Who knows? | 誰が知っているの? | 誰も知らないよ! |
Who cares? | 誰が気にするの? | 誰も気にしないよ! |
What else can I do? | 他に私ができることあるの? | 他に(私が)できることはないよ! |
英語には9つの疑問詞があります。これら9つの疑問詞を使う際のポイントと疑問文の作り方を説明しました。疑問詞を使った疑問文を作ることは案外難しい作業です。3ステップで簡単に疑問詞を使った英作文ができるコツを解説しました。
さらに日本人がよく間違ってしまう疑問詞の使い方にも触れています。会話で使う際の参考にして頂ければ幸いです。疑問詞の応用編として間接疑問文と感嘆文についても紹介しています。疑問詞を完全に理解するための要素を全て盛り込んでいます。
疑問詞をマスターすれば、会話が途切れることがなくなります。「英語でも質問上手ですね」と言われるように学習に励んでいただけますと幸いです!
Aloha English英会話の専門家が
英語学習のお悩みや目標をヒアリングし、
あなたにあった学習法をご提案します。
担当者がじっくり日本語でお話をお伺いします。
英語で話すことが苦手な方はぜひご相談ください。
英語の聞き取りに関するお悩みもご相談できます。
英会話力を上げるための方法についてもご相談できます。
Aloha Englishの無料カウンセリングは
オンラインでのお打ち合わせとなります。
3ステップで簡単にお受けできます。
まずはご予約をお願いします。
お客様の都合に合わせて、カウンセリングの日時をお選びいただけます。
予約後、担当者から送られるリンクで
Skypeに接続します。
Aloha Englishの日本人講師に、あなたの目標や学習スタイルに合わせた相談ができます。
60秒で完了する簡単なステップで、
無料カウンセリングの予約が可能です。
コメントを投稿するにはログインしてください。