「can be」の意味については後に続く品詞(名詞・形容詞・過去分詞など)によって意味が変わり、様々な表現ができます。
基本的な意味合いは「can」の「〜できる(可能)」に近いですが、派生して「〜になることができる」や「〜の可能性がある」など微妙な違いがありますので、例文とあわせて「can be」の用法を確認しましょう!
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「can be」は助動詞の「can」にbe動詞の原形がついた形で、be動詞だけでは具体的な内容を表現できないため、名詞や形容詞など別の品詞とセットになります。
「can」は可能のほか「〜かもしれない」や「〜をしていただけますか?」など様々な意味があるように「can be」にも品詞ごとに意味があります。canの使い方や例文について別ページで解説しているほか、助動詞の基本もチェックしておくといいでしょう。
助動詞の「can」には「〜できる」という能力や可能の表現が一般的で、中学英語でも教わったフレーズですね。
I can do break dancing. (私はブレイクダンスができます)
このような例文にbe動詞が入ったパターンで、「can be + 名詞または形容詞」で「〜になることができる」や「〜にいることができる」といった可能を表現できます。形容詞の基本に関するページでなど、品詞についても個別で解説しております。
You can be a respected boss. (あなたは尊敬される上司になれます)
I can be here for two hours. (私は2時間ここにいることができます)
be動詞は状態や位置的な情報を伝える役割があり、「〜でいる・〜である」と言う意味に「can be」が加わると「〜になれる・いられる」と補足されます。
「can be + 名詞/形容詞」の形では「〜の可能性がある」との意味があり、推測や推量の意味合いもあります。以下例文のように、確証はないけど想像できることや可能性がゼロではない内容について言えますね。
She can be a detective. (彼女は探偵かもしれない・探偵の疑いがある)
It can be very serious. (とても深刻かもしれません)
This project can be in the red. (この企画は赤字で終わる可能性がある)
これは「can」のほか「must」や「should」など別の助動詞にも、同じく推量や可能性の表現ができます。詳しくは以下の関連記事で解説・比較しております。
また、「can be」では現在進行形との組み合わせもあり、「〜できる」という「can」の可能が派生して「can be + 現在進行形」で「〜し続けることができる」と言えます。
I can be swimming for a hour. (私は1時間泳ぎ続けることができます)
We can be debating all night. (私たちは一晩中討論できます)
継続的な動作や状態に対する能力について、進行形の文法で表現されますね。現在進行形の文法・例文についてこちらのページで解説しています。
それと、「can be」では過去分詞との組み合わせもあり、受け身(受動態)での言い方もあります。直訳だと「〜されることができる」となりますが、以下例文のように「〜することができる」と自然な形で翻訳されますね。
This book can be borrowed at the library. (その本は図書館で借りられます)
The meeting next week can be postponed.(来週ある会議は延期することができます)
人に対してより、物などへの表現で受動態が使えますね。「〜される」の受け身について、関連記事でもご紹介しております。
「can be」では否定形でも重要な意味があり、「cannot be」または「can’t be」で推量の否定・〜であるはずがないと言えます。
She can’t be sad. (彼女は悲しいはずはがない)
It can’t be famous because none of my friends knows it. (私の友人では誰一人知らなかったのだから、それが有名なはずがない)
また、よくあるフレーズで「It can’t be true」と「本当であるはずがない!」のニュアンスで信じられなかったり、自分の推測から大きく外れている内容について表現できますね。
また、「can」の過去形である「could」も同じような表現で「could be」の形が使われます。以下例文のように、推量の意味ですね。
He could be tired. (彼は疲れているかも)
ただ、「can be」とは可能性・確実性の高さで違いがあります。
「could be」では「〜かもしれなかった」と過去形に直訳する感じではありませんが、時間的な距離には意味があり、距離を置いていることで可能性の低さを表現しています。
例文からイメージすると、「He can be tired」では「彼は残業続きだから、おそらくしんどいだろう」とある程度想像がつくのに対して、「He could be tired」は「忙しい部署に彼はいるけど、個人的な業務量はよく分からないなああ」くらいの推測で言っている感じですね。
さらに確証がなく可能性が低くなる場合には、「He may be tired」と「もしかしたら彼は疲れているのかもしれませんね」と、「may」を使うことでより曖昧なニュアンスになります。
このように、「can be」と「could be」のほか「may be」などそれぞれの助動詞で言い方が微妙に変わるので、推測の程度で使い分けるとより正確ですね。助動詞は大事な表現ができますので、英会話で特に重要な助動詞の基本もチェックしておくといいでしょう。
「can be」には可能や推測、継続や受け身など様々な英語表現があり、普段の英会話でも言えるフレーズが多いので自然に使えるようにしておきましょう。
それと、似たような意味の助動詞やフレーズも知っておくと、「確実性のある推測だからmustが適切だな」とか、「〜すべきだったと後悔している場合はshouldで表現しよう」など、それぞれの助動詞について意味や違いを知っておくと、より英会話のスキルが上がりますね。
★関連する英文法や基本的な解説ページについて、以下の記事でも参考になります!
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