「海外留学・移住を考える際、どのCEFRレベルまで到達すれば理想的なのか、明確な基準を知りたい・・」
英語を学習する中で、「自分の現在の英語力はどのくらいなのか」「次に目指すべき具体的な目標は何か」と悩んだことはありませんか?
この記事では、英語力を測る国際基準であるCEFR(セファール)について、誰でも理解しやすい形で解説します。
CEFRは、英語を含む言語の習熟度をA1からC2までの6段階で分類する国際基準で、英語学習や留学の計画において非常に重要な指標です。
しかし、実際に「A1」や「B2」といった表記だけでは、「どのレベルで何ができるのか」「自分がどの段階にいるのか」が曖昧になりがちです。
そこでこの記事では、以下のように6段階をさらに12段階に細分化した図を採用しました。この細分化により、より具体的で実践的な英語力の目安を示し、学習者一人ひとりが自分の目標を明確に設定できるようにしています。
12段階のCEFRレベル表
この12段階の表は、語学学校や留学先で採用されているレベル分けにも近く、学習進捗を正確に把握する助けとなります。
特にこの記事の第1章では、この細分化された12段階のCEFRレベルについて詳しく解説していきます。
これを読めば、英語学習の次のステップを明確にし、効率的に目標達成に近づくためのヒントを得られるでしょう。ぜひ最後までお読みください。
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では早速12段階あるCEFRのレベル別イメージを見ていきましょう。
※難易度やレベルはあくまで目安です。アロハイングリッシュとして特定の点数や資格取得の保証を行うものではありません。
※以下の内容は、文部科学省作成「各試験団体のデータによるCEFRとの対照表」および「TOEIC能力レベル別評価一覧表」(IIBC)を参考に編集しています。公式のものではありません。
CEFRのレベルについて、大まかに以下のように考えることができます。
No | レベル帯 | CEFRレベル | 特徴・アピールポイント |
---|---|---|---|
1 | 初心者 | A1~A2+ | 日常英会話の基礎を構築する段階。履歴書に記載するには力不足だが、基礎固めに重要。 |
2 | 中級者 | B1~B2+ | 日常会話や基本的なビジネス英語がスムーズに使える。履歴書や転職でのアピールが可能。 |
3 | 上級者 | C1~C2+ | 専門的な議論や高度なビジネス英語を扱える実力。履歴書でのアピールに非常に有効で、即戦力。 |
それでは細かくレベル別の特徴を見ていきましょう。
レベル1(A1)の人は、英語学習を始めたばかりの段階にいます。このレベルでは、簡単な挨拶や自己紹介など、基礎的な表現が可能であり、英語を使ったコミュニケーションの第一歩を踏み出している状態です。
以下では、レベル1の特徴を「英会話」「読み書き」「有効度」の観点から具体的に解説します。
カテゴリ | 詳細 | 例 |
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英会話 | 簡単な挨拶や基本的な質問ができる。 自己紹介で名前や出身地を伝えられる。 | 「Where is the bus stop?(バス停はどこですか?)」のような短いフレーズを理解して返答できる。 |
読み書き | 簡単な単語や短い文章を読んで意味を理解できる。 アルファベットを正確に書き、基礎的な単語を書くことができる。 | 「I am a student.(私は学生です)」のような短い文章を書く練習を始める段階。 |
有効度 | 英語を聞いたり話すことへの恐怖感があり、実際のコミュニケーションはまだ成立しない。 | 簡単な挨拶や単語を学ぶレベル。「Hello」や「Thank you」といった基本フレーズを覚え始めた状態。 |
この段階では、英語を学び始めたばかりの基礎段階で、まだほとんど英語を使えません。
レベル2(A1+)の人は、A1レベルよりも少し進んでおり、日常生活での簡単なやり取りが可能になった段階です。このレベルでは、リクエストや質問を使った基本的なコミュニケーションが取れるようになります。また、短い文章を読んだり書いたりする能力も身につき始めています。
以下では、レベル2(A1+)の特徴を「英会話」「読み書き」「有効度」の観点から具体的に解説します。
カテゴリ | 詳細 | 例 |
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英会話 | 簡単な日常会話やリクエストの表現が可能。 「これをください」や「何時ですか?」といった基本的なフレーズを使える。 | 「Can I have this, please?(これをいただけますか?)」 |
読み書き | 短い文章やシンプルな段落を読み書きできる。 感謝の手紙や簡単なメモを書くことが可能。 | 「Thank you for your help.(ご助力に感謝します)」のような短い文を書く。 |
有効度 | 単純な日常場面では最低限のやり取りが可能だが、会話が続くと対応が難しい。 | レストランで注文したり、買い物で「Can I have this, please?」などの簡単なリクエストができる。 |
レベル2(A1+)では、短いフレーズを覚え、限られた範囲でのやり取りが可能です。顔の表情やボディーランゲージも使いながら、なんとか会話が成立するレベルです。「日本料理が好き」「英語を学びたい」など簡単なフレーズのみ使用可能なレベルです。
レベル3(A2)の人は、日常生活での基本的なやり取りをこなせる段階に進んだ学習者です。このレベルでは、買い物やレストランでの注文、簡単な個人情報の説明など、日常生活で頻繁に使われる表現を理解し、使用することができます。また、文章の読み書きも少しずつ応用が効くようになり、自分の考えを短い文章で表現することが可能になります。
以下では、「英会話」「読み書き」「有効度」の観点からレベル3(A2)の特徴を解説します。
カテゴリ | 詳細 | 例 |
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英会話 | 買い物やレストランでの基本的なやり取りが可能。 家族や仕事についての簡単な説明ができる。 短い質問や返答を繰り返し使うことで会話を続けられる。 | 「I would like a coffee, please.(コーヒーをください)」 |
読み書き | 短い手紙やメールを書くことができる。 簡単な広告や案内文を読んで理解することが可能。 | 「I am planning to visit my parents this weekend.(今週末、両親を訪問する予定です)」 |
有効度 | 日常の基本的なやり取りには対応できるが、深い話や予想外の質問には対応が難しい。 | 家族や趣味についての短い会話ができる。「I like watching movies.(映画を見るのが好きです)」といった簡単な意見を述べられる。 |
レベル3(A2)では、実際の生活に役立つ英語スキルが身につき始めます。この段階では、日常生活に必要な基本的な表現を繰り返し練習することで、英会話や読み書きのスキルをさらに向上させることが重要です。また、実践的なシチュエーションで英語を使う経験を増やすことで、自信を持って次のステップに進むことができます。
レベル4(A2+)の人は、基礎的な英語力がさらに向上し、過去の出来事や未来の計画について簡単に説明できる段階です。このレベルでは、文法的な複雑さが増し、文章の構造や表現に幅が出てきます。また、日常生活での多様な場面で会話が成立しやすくなり、短い会話を繋げてやり取りを続けることが可能です。
以下では、「英会話」「読み書き」「有効度」の観点からレベル4(A2+)の特徴を解説します。
カテゴリ | 詳細 | 例 |
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英会話 | 簡単な過去の出来事や未来の計画を説明できる。 日常生活での会話を広げることが可能。 複数文を繋げて話を続けられる。 | 「I went to the park yesterday, and I am planning to visit the museum tomorrow.(昨日公園に行って、明日は博物館に行く予定です)」 |
読み書き | 短い段落を書くことができる。 簡単な記事や案内文を読んで内容を把握できる。 | 「Last weekend, I visited my friend’s house. We had a great time talking about our hobbies.(先週末、友人の家を訪れました。私たちは趣味について楽しく話しました)」 |
有効度 | 簡単なやり取りでは自然にコミュニケーションが取れるが、複雑な議論や抽象的な話題は難しい。 | 簡単な過去の出来事や予定について話せる。「Yesterday, I went shopping.(昨日、買い物に行きました)」といった会話が可能。 |
レベル4(A2+)は、より実践的な英語力が求められる場面での基礎を築く段階です。このレベルでは、簡単な過去の出来事や未来の計画について話す能力を練習し、より長い会話をスムーズに続ける力を磨きましょう。また、読み書きの練習を通じて、文章構成力を高めることも重要です。
レベル5(B1)の人は、中級者として日常生活や旅行、仕事、学校など、多岐にわたる状況で意思疎通が可能な段階です。このレベルでは、自分の意見を説明したり、具体的な情報を求めたりする能力が向上しています。また、聞き手に合わせた表現ができ、簡単なディスカッションにも参加することができます。
以下では、「英会話」「読み書き」「有効度」の観点からレベル5(B1)の特徴を解説します。
カテゴリ | 詳細 | 例 |
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英会話 | 旅行先での会話や、職場での簡単な会話がスムーズに行える。 物事の違いや比較について説明できる。 基本的なディスカッションに参加し、自分の意見を伝えることが可能。 | 「What are the main differences between these products?(これらの製品の主な違いは何ですか?)」 |
読み書き | 簡単な説明文やレポートを書くことができる。 短いニュース記事や案内文を読んで、要点を把握することが可能。 | 「The first product is more affordable, but the second one has better features.(最初の製品はより手頃ですが、2つ目の製品はより良い機能を備えています)」 |
有効度 | 日常会話に自信がつき始め、基本的な仕事や旅行でのコミュニケーションが円滑になる。 | ホテルでの予約、道案内のやり取り、簡単な意見交換ができる。「I think this is a good idea.(これは良いアイデアだと思います)」など。 |
レベル5(B1)は、英語を実践的に活用する基盤が完成する段階です。このレベルでは、旅行先や職場でのコミュニケーションがスムーズになり、日常生活の多くの場面で英語を使えるようになります。さらに、読み書きの練習を通じて、文章構成力を強化し、自分の考えを簡単に表現できる力を磨いていきましょう。
レベル6(B1+)の人は、具体的なトピックだけでなく、抽象的なテーマについても話したり理解したりできる段階に達しています。このレベルでは、ニュースや簡単な専門的な文章を読み解き、感想や意見を述べることが可能です。また、日常会話に加えて、社会問題や文化的なテーマについてもディスカッションに参加することができます。
以下では、「英会話」「読み書き」「有効度」の観点から、B1+(レベル6)の特徴を解説します。
カテゴリ | 詳細 | 例 |
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英会話 | 日常的な会話に加え、抽象的なテーマについても意見を交換できる。 ディスカッションで自分の立場を説明し、理由を述べることが可能。 自然な会話の中で、話をつなげるスキルが向上。 | 「What are your thoughts on climate change?(気候変動についてどう思いますか?)」 |
読み書き | 短いニュース記事や簡単なエッセイを読み、要点を掴むことができる。 具体的なトピックについて、200~300文字程度の文章を書くことが可能。 | 「The article discusses the impacts of climate change on agriculture.(その記事では、気候変動が農業に与える影響について述べています)」 |
有効度 | 英語環境での生活や仕事が可能になり、自己表現がより自然になる。 | 短いニュースやレポートの要約ができる。「The weather will be sunny tomorrow.(明日は晴れるでしょう)」といった具体的な情報 |
レベル6(B1+)は、具体的な内容だけでなく、抽象的なテーマについても理解し、意見を述べられる段階です。このレベルに達すると、英語でのコミュニケーションがさらに深まり、海外での学習やビジネスの場面で活用できる実践力が備わります。次の目標として、より専門的なトピックへの対応力を高めることを目指しましょう。
レベル7(B2)に到達した人は、仕事や学問の場面で自信を持って英語を使用できる段階です。このレベルでは、より詳細な議論や意見交換が可能になり、専門的な話題にも対応できる力が求められます。また、複数の視点から物事を考え、自分の立場を効果的に表現する能力も備わっています。
以下では、「英会話」「読み書き」「有効度」の観点から、B2(レベル7)の特徴を解説します。
カテゴリ | 詳細 | 例 |
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英会話 | 仕事や学問の場面で、具体的かつ詳細な議論を行える。 意見を述べる際に理由や具体例を挙げて説明することができる。 幅広い話題について、流暢で自然な会話が可能。 | 「What do you think about this policy?(この政策についてどう思いますか?)」 |
読み書き | 専門的な文章や長文の記事を読んで、要点や詳細を理解できる。 400~500文字程度の論理的な文章やレポートを書くことが可能。 | 「The policy aims to reduce emissions by promoting renewable energy sources.(その政策は再生可能エネルギーの利用を促進することで排出量を削減することを目的としています)」 |
有効度 | 職場や学術環境で十分なコミュニケーションが可能になる。 | 「I agree with this point, but I think we should also consider…(この点には賛成ですが、私たちはまた…も考慮すべきだと思います)」といった議論が可能。 |
B2(レベル7)は、専門的な話題についても詳細な議論が可能な中上級者レベルです。このレベルに達すると、仕事や学問の場面で英語を自在に活用でき、英語を使用した成果を示すことが可能になります。さらに上のC1レベルを目指す際には、専門分野での語彙力や表現力を強化することが重要です。
レベル8(B2+)は、英語を効果的に使いこなし、高度な言語スキルを発揮できる段階です。このレベルでは、専門的な内容についての議論や学術的なテーマに関する会話に対応する能力を備えています。また、英語を使った高度な意思疎通が求められる場面でも、自信を持って対応できる力が特徴です。
以下では、「英会話」「読み書き」「有効度」の観点から、B2+(レベル8)の特徴を解説します。
カテゴリ | 詳細 | 例 |
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英会話 | 専門的なディスカッションや学術的な議論に参加できる。 抽象的な話題についても明確かつ的確に意見を述べることが可能。 広範な語彙を駆使し、スムーズかつ自然な会話を展開できる。 | 「Can artificial intelligence truly replicate human creativity?(人工知能は人間の創造性を本当に再現できるのか?)」 |
読み書き | 学術的な論文や専門的な記事を理解し、詳細を把握できる。 500~700文字程度の分析的・説得力のある文章を書くことが可能。 | 「The study demonstrates a clear correlation between increased screen time and reduced productivity in the workplace.(この研究は、スクリーンタイムの増加と職場での生産性低下の明確な相関を示しています)」 |
有効度 | グローバルな職場や学術環境で、自信を持って英語を活用できる。 | プレゼンテーションや会議で自分の考えをスムーズに説明できる。 |
B2+(レベル8)は、専門的で抽象的な話題にも対応できる高度な中上級レベルです。このレベルに達すると、国際的な職場や学術の場で効果的に英語を使用し、自信を持って活躍できます。さらに上のC1レベルを目指すためには、複雑なトピックでの議論能力や洗練された表現力を向上させることが求められます。
レベル9(C1)は、高度な英語力を持ち、仕事や学術的な場面で自信を持って言語を活用できるレベルです。この段階では、複雑な話題や抽象的な概念を深く理解し、相手に正確かつ流暢に伝えることが可能です。また、広範な語彙を駆使して、状況に応じた適切な表現ができます。
以下では、「英会話」「読み書き」「有効度」の観点から、C1(レベル9)の特徴を詳しく解説します。
カテゴリ | 詳細 | 例 |
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英会話 | 複雑な話題や抽象的なトピックについて詳細に説明できる。 議論の中で相手の意見を尊重しながら自分の立場を効果的に伝えられる。 文化的なニュアンスや微妙な言い回しにも対応可能。 | 「What are the ethical implications of genetic modification in humans?(ヒトの遺伝子改変における倫理的影響は何ですか?)」 |
読み書き | 高度な学術論文や専門的なリポートを読み解き、その内容を要約・分析できる。 説得力のあるエッセイやビジネス文書を作成し、複雑なアイデアを明確に表現できる。 | 「The impact of global warming on coastal ecosystems is profound, requiring immediate action to mitigate its effects.(地球温暖化が沿岸生態系に及ぼす影響は深刻であり、その影響を軽減するための即時対応が求められる)」 |
有効度 | ビジネスや学術的な場面で即戦力として活躍可能。 | 「One of the major challenges in this field is…(この分野の主な課題の一つは…)」といった高度な話題について述べられる。 |
C1(レベル9)は、仕事や学術的な場面で必要とされる高度な英語力を持つ段階です。このレベルでは、専門的なトピックにも自信を持って対応し、相手に説得力を持って伝えることができます。さらに上のC1+やC2を目指す場合、より洗練された表現力と幅広い専門知識の習得が鍵となります。
レベル10(C1+)は、流暢さと正確さを兼ね備え、複雑な概念や微妙なニュアンスをも適切に表現できるレベルです。この段階では、高度な専門的議論やプレゼンテーション、文化的・社会的背景に基づく会話にも柔軟に対応することが可能です。
以下では、「英会話」「読み書き」「有効度」の観点から、C1+(レベル10)の特徴を詳しく解説します。
カテゴリ | 詳細 | 例 |
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英会話 | 多様な場面で流暢に話し、微妙なニュアンスも正確に伝えられる。 専門的な話題や学術的な議論に積極的に参加できる。 抽象的な概念や文化的な違いについても自信を持って説明可能。 | 「In what ways can cultural diversity enhance innovation within an organization?(文化的多様性が組織内のイノベーションをどのように促進できるか?)」 |
読み書き | 複雑なテキストや抽象的な文章を深く理解し、その意図や背景を分析できる。 読者を引き込む高度な文章や学術的なエッセイを作成できる。 | 「The interplay between artificial intelligence and ethics demands a careful balance to maximize societal benefits while minimizing harm.(人工知能と倫理の相互作用は、社会的利益を最大化しつつ被害を最小化するための慎重なバランスが求められる)」 |
有効度 | 国際的なリーダーシップを発揮できるレベル。 | 「Let me elaborate on this point further.(この点についてさらに詳しく説明します)」といった説得力のある議論が可能。 |
C1+(レベル10)は、ネイティブに近い流暢さと正確さを持ち、高度な専門性や多様な文化的背景にも対応できるレベルです。この段階では、英語を単なるツールとしてではなく、議論をリードし、新しいアイデアを発信するための手段として活用できます。さらなる成長を目指すなら、分野ごとの深い知識を英語で吸収し、表現力をさらに高めることが重要です。
レベル11(C2)は、ネイティブスピーカーに匹敵する言語能力を持ち、あらゆる場面で自信を持って高度な英語を使用できるレベルです。この段階では、複雑な議論や詳細な説明、専門分野でのコミュニケーションもスムーズに行えます。
以下では、「英会話」「読み書き」「有効度」の観点から、C2(レベル11)の特徴を詳しく解説します。
カテゴリ | 詳細 | 例 |
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英会話 | あらゆる話題について、流暢かつ正確に議論が可能。 専門分野や学術的な議論で、自信を持って意見を述べられる。 文化的なニュアンスや比喩的表現を正確に理解し、活用できる。 | 「Given the rapid advancements in AI, how can we ensure ethical considerations are integrated into its development?(AIの急速な進歩を踏まえ、その開発に倫理的配慮をどのように統合することができるか?)」 |
読み書き | 高度に専門的な文献や複雑な文章を完全に理解し、その意図や背景を深く分析できる。 学術論文や専門的なレポート、創造的な文章を正確かつ効果的に作成できる。 | 「The study elucidates the profound impact of renewable energy policies on global carbon emissions, providing a comprehensive framework for future research.(この研究は、再生可能エネルギー政策が世界的な炭素排出量に与える深刻な影響を明らかにし、将来の研究の包括的な枠組みを提供する)」 |
有効度 | すべての英語環境で制約なく活躍できる。 | 学術的な論文や専門的なレポートを英語で執筆する。 |
C2(レベル11)は、あらゆる場面で自信を持って英語を使用できるレベルであり、専門的かつ高度なコミュニケーションが可能です。この段階では、英語が完全にツールとして機能し、複雑な情報を処理しながら的確に表現する力が求められます。さらなる挑戦として、特定の分野で英語を活用した研究やプロジェクトを進めることで、実用性と専門性をさらに高めることができます。
レベル12(C2+)は、英語力が完全に洗練され、あらゆる場面での高度な言語運用能力を発揮できる段階です。学術、職業、そして創造的な分野でも、ネイティブスピーカーと同等以上の成果を上げられる能力を持ちます。このレベルでは、細やかなニュアンスや複雑な概念を正確かつ流暢に表現することが可能です。
以下では、「英会話」「読み書き」「有効度」の観点から、C2+(レベル12)の特徴を詳しく解説します。
カテゴリ | 詳細 | 例 |
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英会話 | 専門分野や文化的背景に基づく複雑な議論でも、流暢かつ的確に意見を述べることができる。 ユーモアや比喩的な表現、文化特有のニュアンスを自然に取り入れた会話が可能。 国際的なリーダーシップを発揮し、交渉や説得力のあるプレゼンテーションを実施できる。 | 「The interplay between globalization and cultural preservation presents both challenges and opportunities that require nuanced strategies to navigate.(グローバリゼーションと文化保護の相互作用は、克服すべき課題と活用すべき機会を提示しており、それを乗り越えるためには繊細な戦略が必要です)」 |
読み書き | 複雑な学術論文や専門的なレポートを深く分析し、要点を抽出して応用できる。 創造的なライティングや高度な学術的執筆で、独自の視点を提示できる。 分野横断的なテーマに基づいた長文を正確かつ効果的に作成する能力。 | 「This paper critically examines the ethical implications of artificial intelligence in healthcare, proposing a framework for responsible integration.(本論文は、ヘルスケアにおける人工知能の倫理的影響を批判的に検討し、責任ある統合のための枠組みを提案する)」 |
有効度 | 世界中のどの場面でも、完全に英語を活用して対応できる。 | 複雑なプロジェクトをリードし、詳細な説明や議論を英語で進行する。 |
C2+(レベル12)は、英語の最高到達点であり、専門的で創造的な分野においても卓越した成果を上げられるレベルです。この段階では、英語が単なるコミュニケーションツールを超え、思考や創造を形にする手段となります。高度な環境で活躍し、自分の知識やスキルを最大限に発揮できるこのレベルに到達することで、無限の可能性が広がります。
CEFRのレベル分布は、A1からC2まで幅広いレベルで構成されていますが、多くの学習者が該当するのはA1およびA2(レベル1-4)です。これらは、基礎的な英語能力を養う段階に位置し、全体の分布の中で最も割合が高いとされています。一方で、C1以上(レベル10-)の高度なレベルに到達する学習者は極めて少ないのが現状です。
以下の円グラフは、私たちアロハイングリッシュが過去1年間にカウンセリングや授業を行った約100名を対象に集計した英語レベルの分布を示しています。
このデータは、文部科学省の統計とも概ね一致しており、A1やA2レベルが全体の約70%を占めています。
私たちのスクールに相談に来られる方は、多くがA1やA2レベルの段階で英語学習をスタートされています。一部の方は、学習を続ける中でB2やC1レベルに到達し、海外留学やキャリアアップを果たした後に、近況報告として再び訪問してくださるケースも見られます。
日本人の多くはA2(レベル3)に位置していると言われており、あと2レベル上がることで最低限の日常会話ができるB1(レベル5)に到達します。そのため、B1(レベル5)こそが英語学習者にとってまず目指すべき具体的なゴールだと言えるでしょう。
留学やビジネスの場面で求められる英語力は、目的や環境によって異なりますが、一般的にはB2(レベル7~8)以上が求められることが多いです。以下は、それぞれのシーンにおける具体的なCEFRレベルとその目安です。
留学で求められるCEFRレベル |
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留学先での学習環境に適応するためには、授業や講義を理解し、議論に参加できる英語力が必要です。以下の目安が挙げられます: • 語学留学(短期・長期): B1(レベル5~6)~B2(レベル7~8) 日常会話がスムーズにでき、クラスメイトとのやり取りや生活面での困難が少ないレベル。 • 大学・専門学校留学: B2(レベル7~8)~C1(レベル9~10) 専門的なトピックを理解し、論文作成やディスカッションを行う能力が求められる。 • 大学院留学: C1(レベル9~10)~C2(レベル11~12) 高度な専門的トピックについて議論し、研究を進める能力が不可欠。 |
ビジネスで求められるCEFRレベル |
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国際的な職場環境や英語を使ったビジネスシーンでは、スムーズなコミュニケーション能力だけでなく、正確で専門性のある表現力が求められます: • 海外とのメールや電話のやり取り: B1(レベル5~6)~B2(レベル7~8) 簡単な文書作成や日常的な電話会議に対応できるレベル。 • 外資系企業やグローバルな環境での仕事: B2(レベル7~8)~C1(レベル9~10) プレゼンテーションや交渉など、より複雑なやり取りが求められる。 • 管理職やリーダーとしての業務: C1(レベル9~10)以上 専門的な議論をリードし、相手を説得する能力が必要。 |
これらの目安を参考に、自分の目指すゴールに合ったCEFRレベルを設定し、効率的な学習計画を立てることが重要です。
自分のCEFRレベルを知ることは、英語学習において重要な第一歩です。現在の英語力を客観的に把握することで、適切な学習計画を立てたり、目指すべき目標を明確にすることができます。以下では、具体的な方法をご紹介します。
CEFRレベルを最も正確に測定する方法として、公式な英語力診断テストを受けることが挙げられます。これらのテストはオンラインやスクールで手軽に受験でき、客観的なスコアを得ることができます。
特に以下のテストは、CEFRに対応した評価が得られるため、信頼性の高い方法としておすすめです。
テスト名 | 目的 | 詳細 |
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TOEIC(リスニング・リーディング / スピーキング・ライティング) | 英語力を客観的に評価し、ビジネスやキャリアアップの指標にする | TOEICのスコアをCEFRの目安に照らし合わせることで、自分のレベルを確認できます。 |
IELTSやTOEFL | 海外留学や移住のための英語力を証明する | 海外留学を目指す方に向けた試験で、CEFRに対応したスコア範囲が明確に示されています。 |
英検 | CEFRレベルに基づき日本の学習環境での英語力を評価する | 文部科学省の公式対照表により、英検の級をCEFRレベルに対応付けて確認できます。 |
Versantトテスト | 英会話力を評価し、スピーキングの即時性や流暢さを測る | 実用的な英会話力を測定する試験で、ビジネスや日常会話のスキルを短時間で診断できます。 |
これらのテストは、費用や時間がかかる場合もありますが、英語力を正確に測定するための有効な手段です。特にTOEICやIELTSは、ビジネスや留学で広く認知されているため、学習者にとっても目標設定やスキルの証明として大いに役立ちます。
最も正確なスコアを知ることで、自分の英語力の現状を把握し、次の学習ステップを計画する際の指針となるでしょう。
英語力を測定するために、英会話スクールの無料カウンセリングを活用するのもおすすめの方法です。多くの英会話スクールでは、入会前に簡単なレベルチェックを行い、自分の英語力を客観的に把握できる機会を提供しています。
スピーキングやリスニングを中心に、以下のような診断が一般的に行われます:
• スピーキングテスト: 簡単な自己紹介や日常会話を基に、話す能力を評価します。 • リスニングテスト: 短い会話や質問を聞き取り、理解力を測定します。 • レベルシートの活用: 各スクール独自のレベル表を基に、学習者の現在の英語力を分かりやすく示します。 |
これらのカウンセリングは、英語力の診断だけでなく、今後の学習プランを提案してもらえる点でも有用です。「自分のレベルがよく分からない」「どのレベルから学び始めればいいのか迷っている」といった方は、ぜひ英会話スクールに相談してみてください。
アロハイングリッシュのカウンセリングについて |
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私たちアロハイングリッシュでも、入会時に簡単なカウンセリングを行っています。 具体的には以下の内容で診断を進めます: • スピーキングテスト: 短い自己紹介や日常会話を基に、話す能力を評価します。 • リスニングテスト: 基礎的な聞き取りテストで理解力を確認します。 • 12段階レベルシートの活用: 独自の「12段階レベルシート」を使用し、CEFRレベルを視覚的にわかりやすく診断します。 |
興味のある方は、ぜひ一度カウンセリングをご利用ください。簡単な質問を通じて、短時間であなたの英語レベルを把握し、次の学習ステップを一緒に考えるお手伝いをいたします。
テストを受ける時間がない場合でも、簡易的に自分の英語力を評価することができます。
以下のチェックリストを使い、該当する項目を選ぶことで、自分のCEFRレベルと英語力の目安を推測できます。学習計画を立てる際や目標設定の参考にしてみてください。
CEFRレベル | できること | 詳細 |
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A1(レベル1~2) | 簡単な挨拶や短い自己紹介ができる | 「Hello, my name is Anna.」といった基本的な表現を使える段階。 |
A2(レベル3~4) | 日常生活に関する短い会話ができる | 買い物で「How much is this?」と聞いたり、シンプルなやり取りが可能。 |
B1(レベル5~6) | 海外旅行で英語を使ってやり取りができる | レストランで注文したり、道を尋ねる際に困らない程度の英語力。 |
B2(レベル7~8) | 専門的な内容について話し合うことができる | 「What are your thoughts on climate change?」のような議論に参加できるレベル。 |
C1(レベル9~10)以上 | 高度な議論や論文作成が可能 | 専門的なトピックについて深く議論し、相手に説得力を持って説明できるレベル。 |
自分自身に問いかける形でこのリストを活用することで、おおよその英語レベルを簡易的に評価することが可能です。特別なテストや準備が不要で、短時間で自分の現状を把握できるため、学習を始めるきっかけとして最適です。
ただし、自己評価は不正確な部分が多いため、いずれは信頼性の高いテストや英会話スクールのカウンセリングを利用して、正確なレベルを確認することをおすすめします。
CEFRのレベルを1段階上げるためには、一定の学習時間が必要です。この学習時間は個人の学習スタイルや英語力の基礎、学習環境によって異なりますが、一般的な目安として次のように考えられています。
CEFRレベル | 必要な学習時間(目安) | 詳細 |
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A1 (レベル1) | 約75時間 | 初めて英語を学ぶ段階。アルファベット、基本的な単語や挨拶を習得。 |
A1+ (レベル2) | 約75時間 | 基礎的な単語と短いフレーズを覚え、自己紹介や簡単なやり取りが可能になる。 |
A2 (レベル3) | 約150時間 | 簡単な日常会話や身近なトピックについて話す基礎力を養成。 |
A2+ (レベル4) | 約150時間 | 日常生活で頻繁に使われる文を理解し、短い会話をスムーズに行えるようになる。 |
B1 (レベル5) | 約200時間 | 海外旅行でのコミュニケーションや、簡単な意見交換が可能になる段階。 |
B1+ (レベル6) | 約200時間 | 過去や未来について話し、より複雑な文章を理解・使用できるようになる。 |
B2 (レベル7) | 約300時間 | 専門的な内容について議論し、自分の意見を的確に述べる能力を養成。 |
B2+ (レベル8) | 約300時間 | より抽象的な内容や幅広いトピックについて、流暢に議論する力を向上。 |
C1( レベル9) | 約400時間 | 学術的・専門的なトピックを扱い、複雑な議論やプレゼンテーションを行える。 |
C1+ (レベル10) | 約400時間 | 高度な言語能力を磨き、説得力のある意見や論文を作成する力を強化。 |
C2 (レベル11) | 約500時間 | ほぼ母語話者に近い流暢さで、複雑な内容を正確に理解・表現できる段階。 |
C2+ (レベル12) | 約600時間 | 高度な専門性を持つトピックについて自由に話し、専門的な文書を作成できるレベル。 |
この時間はあくまで目安であり、学習スタイルや環境、学習者のバックグラウンドによって前後する可能性があります。ただし、これを基準として計画を立てることで、学習進捗を測る目安にすることができます。
例えば、1日1時間の学習を続けた場合、A2からB1に到達するには約8~10ヶ月が必要です。一方で、週に5時間集中して学習した場合には、同じレベルアップが約4~6ヶ月で達成可能です。学習時間を確保するだけでなく、質の高い教材や学習方法を選ぶことも重要です。
CEFRを1レベル上げるには時間と努力が必要ですが、計画的かつ継続的に取り組むことで目標に到達することが可能です。まずは自分の生活スタイルに合った学習時間を設定し、学びの質を高めることを意識してみてください。
以下のように、CEFRレベルをA(初心者)、B(中級者)、C(上級者)に分け、それぞれに適した学習内容を具体的に記載しました。学習者のレベルに応じた取り組むべきポイントを整理しています。
CEFRのAクラスは、英語の基礎を固める段階です。このレベルでは、中学校で学ぶ知識を正確に暗記し、それをアウトプットするバランスが非常に重要です。しかし、このクラスは挫折する確率が最も高いクラスでもあるため、特に計画的な学習と継続が求められます。
No | やるべきこと | 詳細 | おすすめの教材や方法 |
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1 | 知識の習得 | 英検3級程度の単語や文法を重点的に覚える。 例: 基本的な動詞(like, go, eat)や前置詞(in, on, at)の使い方。 | ・英検3級レベルの単語 ・文法教材 |
2 | スピーキング | シンプルな日常会話を繰り返し練習する。 例: 「What is your favorite color?」などの質問に答える練習。 | オンライン英会話 |
3 | ライティング | 100~160文字程度の簡単な文章を書く練習をする。 例: 自己紹介や週末の予定について書く。 | 英検3級レベルのライティング教材 |
4 | ・リーディング ・リスニング | 英検3級レベルの文章や音声素材を使う。 例: 子ども向けの短い物語やアニメのセリフを聞く。 | 英検3級レベルの教材 |
Aクラスは、基礎知識の習得とアウトプットのバランスが鍵です。しかし、このクラスは挫折率が高いため、継続できる計画を立てることが特に重要です。中学生レベルの内容を着実に身につけ、日常生活での実践練習を取り入れることで、スムーズに次のレベルへ進むことができます。短期的な目標を設定しながら、コツコツと計画的に学習を進めていきましょう。
Bクラスは、日常会話がスムーズにできるようになり、より高度な文法や表現を学び、応用力を高める段階です。このクラスでは、英語を使った意見交換やライティング、リーディング能力の向上に重点を置くことが重要です。
Bクラスに到達すると、会話がある程度成り立ち、英語を楽しいと感じる時期に入ります。そのため、挫折率が大きく下がるのが特徴です。ただし、この段階では以下の課題が生じることがよくあります:
・自分の言いたいことを長文でまとめるのが難しい。 ・相手の話す内容が部分的にしか聞き取れず、リスニングに不安が残る。 |
これらの課題を克服するために、スピーキングとリスニングの練習を重点的に行い、実践力をさらに磨くことが必要です。
No | やるべきこと | 詳細 | おすすめの教材や方法 |
---|---|---|---|
1 | 知識の深化 | 英検準2級~2級程度の文法や単語を習得する。 例: 関係代名詞や分詞構文を理解し、使えるようにする。 | ・英検準2級~2級向けの単語 ・文法教材 |
2 | スピーキング | 意見交換やディスカッションの練習をする。 例: 「Do you agree or disagree with this idea?」に対する簡単な答えを考える。 | オンライン英会話レッスン |
3 | ライティング | 200~300文字程度の文章を書く練習をする。 例: 好きな映画の感想や簡単なレポートを書く。 | 英検準2級~2級レベルの ライティング教材 |
4 | リーディング | 英検準2級~2級レベルの教材を活用。 例: 短いニュース記事やTED Talksなどの簡単な素材を読む。 | ニュースアプリや中級者向けの教材 |
5 | リスニング | リスニングの精度を高めるための練習をする。 例: 中級レベルの音声教材やTED Talksを活用し、内容を正確に聞き取る練習を行う。 | 中級者向けポッドキャストや リスニング教材 |
6 | 発音練習 | リエーゾン(リンキング)を練習し、ネイティブのような単語の連結や自然な発音を習得する。 例: 単語と単語をつなげて発音するトレーニング。 | 発音練習用のアプリや リエゾン教材 |
7 | スピーチ練習 | 自分の意見をまとめて3~5分程度のスピーチとして話す練習をする。 例: 好きなテーマや興味のある話題についてスピーチを準備する。 | スピーチ練習用のトピックリスト |
Bクラスでは、応用力を高めることが重要です。特にスピーキングでは、意見交換に加え、自分の意見をスピーチとしてまとめる練習が有効です。これにより、論理的な表現力と流暢さが磨かれます。
また、学習計画を立てて継続することで、効果的に進捗を確認でき、モチベーションを保つことができます。短期目標と長期目標を組み合わせ、着実に学習を進めましょう。
Bクラスまでは「学習」が中心でしたが、Cクラスでは「経験」が中心となります。この段階では、日常生活や仕事、趣味を通じて得られる知識や実践が、さらなる成長を支える鍵となります。海外で生活したり、英語を使う環境を積極的に作り出すことが重要です。
学習と経験の違い |
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• 学習: 英会話スクールや語学学校を利用し、プロに導いてもらうことでスキルを伸ばす方法。 • 経験: スクールで身につけた英語力を、自分の実生活や仕事で活かしながら成長していく方法。 |
No | やるべきこと | 詳細 | おすすめの取り組み例 |
---|---|---|---|
1 | 知識の応用 | ニュースや新聞を通じて、日常生活の中で耳や目から情報を得る。 例: 毎朝英語のニュースを聞く、新聞を読む。 | 日常生活に英語の情報源を取り入れる。 |
2 | スピーキング | 可能な限り日本語を使わず、英語だけで生活することを心がける。 例: 現地での生活や英語環境での仕事を通じて英語を使う。 | 海外滞在や英語オンリーの環境を作る。 |
3 | ライティング | エッセイやブログ、ビジネス文章を作成し、自分の考えを文字で表現する。 例: 興味のあるテーマで記事を書く。 | 英語でブログを書く、仕事での文章作成を英語で行う。 |
4 | リーディング | 自分の趣味や仕事に関連する雑誌や記事を読む。 例: 好きなジャンルの小説や専門誌を読む。 | 興味を引くコンテンツで楽しみながら読む。 |
5 | リスニング | 映画やテレビ番組、コメディなど、多様な音声を聞いて耳を鍛える。 例: ドラマやインタビュー映像を視聴する。 | 日常的に英語の音声を聞く環境を作る。 |
6 | 発音練習 | 現地の発音やイントネーションに合わせた練習を行う。 例: カナダ、アメリカ、イギリスなど、それぞれの地域に適した発音を意識する。 | 現地のネイティブと会話し、発音をフィードバックしてもらう。 |
クラスでは、生活や仕事の中で英語を使う機会を増やし、学習ではなく実践を通じてスキルを磨くことが大切です。経験を重ねることで、英語がより自然で自由なものとなり、ネイティブレベルに近づいていきます。自分に合った環境を整えながら、実際の生活の中で英語を使うことを楽しんでください。
留学を成功させるためには、渡航前に最低でもB1+(レベル6)に到達しておくことが非常に重要です。この段階に達することで、留学先での学習や生活、さらには仕事探しなどの幅広い活動がスムーズに進むからです。
No | 理由 | 詳細 |
---|---|---|
1 | 日常会話が完成するレベル | B1+に到達すると、日常会話がほぼ完成し、留学先での生活に困ることが少なくなります。このレベルであれば、買い物や友人との会話、公共交通機関の利用など、日常生活を英語だけでこなすことが可能です。 |
2 | クラスメイトとのコミュニケーションがスムーズ | B1+未満、特にレベル1~5(A1~B1)のクラスに入ってしまうと、クラスメイト同士の会話や意思疎通が難しい場合があります。例えば、レベル1や2ではアルファベットやABCの歌など、基礎的すぎる内容から始めることがあり、非常にもったいない状況になる可能性があります。 |
3 | 英語の世界に没入できる環境を作るため | レベル1~5で留学すると、授業や生活での英語環境に完全に没入するのが難しい場合があります。一方、B1+以上で留学を始めれば、より高度な会話やディスカッションに参加でき、実践的な英語環境で自分を磨くことができます。 |
4 | 留学期間中の成長の最大化 | B1+の状態で渡航すれば、基礎的な学習に時間を費やす必要がなくなり、スピーキングやライティングなどの応用力をさらに伸ばすことに集中できます。また、現地でのアルバイトやインターンシップなどのチャンスも広がり、実践経験を通じてさらに成長することが可能です。 |
5 | 日本でも十分にB1+まで成長できる | レベル1~6の範囲であれば、日本の学習環境で十分に英語力を伸ばすことが可能です。スクールやオンライン英会話、独学を組み合わせながら、効率よく基礎力を完成させることができます。日本にいる間に基礎を固めておくことで、費用を抑えながら計画的に留学準備を進めることができます。 |
留学を考えている方は、最低でもB1+(レベル6)を達成した状態で渡航することが重要です。このレベルに到達していれば、日常生活や学習のハードルが下がり、留学期間をより効率的かつ充実したものにできます。
さらに、レベル1~6は日本の環境でも十分に伸ばすことが可能です。渡航前の基礎固めをしっかりと行い、留学先では応用力を伸ばす経験に集中しましょう。
CEFRレベルに基づいて学習プランを立てたい方や、自分の英語力を効率的に伸ばしたい方に向けて、Aloha Englishでは最適なサービスを提供しています。CEFRを活用することで、英語学習を体系的かつ具体的に進めることが可能です。
Aloha Englishでは、平均6ヶ月で1つのCEFRレベルを上げることを目指し、多くの受講生がその目標を達成しています。具体的な実績の一例として、中野様のケースをご紹介します。
中野様は、18ヶ月間で合計5つのレベルを上げることに成功しました。平均すると約4ヶ月で1レベルを上げたことになります。
中野様の学習進捗例 |
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中野様は、A1+(レベル2)から学習を開始し、以下の進捗を見せました: • 6ヶ月後: A2(レベル3)に到達。 • さらに12ヶ月後: 最終目標であったB2(レベル7)に到達。 |
この例では、スムーズな進捗が見られましたが、通常、ほとんどの受講生は平均6ヶ月で1レベル上げています。学習ペースは個人によって異なりますが、しっかりとサポートを受けながら学習を進めることで確実な成長が見込めます。
Aloha Englishでは、受講生が自分の進捗を的確に把握できるよう、3ヶ月に1回のCEFRレベルテストを実施しています。このテストを通じて、現在の英語力をCEFR基準で評価し、以下のプロセスを通じて学習を最適化します:
No | コーチングで得られるポイント | 詳細 |
---|---|---|
1 | テストの実施 | CEFRに準拠したスコアで現在のレベルを診断し、スピーキング、リスニング、リーディング、ライティングの各スキルを細かく分析します。 |
2 | フィードバックの提供 | 担当コーチがテスト結果を基に、あなたの強みと弱点を丁寧に解説します。現在の学習状況を客観的に把握できるようにサポートします。 |
3 | 目標に合わせた学習プランの提案 | 現在のレベルと目指すレベルに基づき、スキルごとの具体的な学習プランを提案。コーチングを通じて、効率的に目標達成へと導きます。 |
アロハイングリッシュでは、あなたの目標や現在の英語力に応じて学習プランを個別に設計します。その中でも特におすすめの教材がオクスフォード大学の「English File」です。この教材は、CEFRレベルに応じた全8冊が揃っており、初心者から上級者まで幅広く対応しています。
「English File」の特徴は、海外移住や留学を目指す方に最適な、英語圏での実生活に即した内容であることです。たとえば、日常生活で使う会話表現やリアルな状況設定を通じて、実践的な英語力を楽しく身につけることができます。また、日本の教科書と異なり、自然な英語を学べるため、最初は驚く方もいますが、使い始めるとその効果と楽しさを実感できます。
English File 教材の一例: CEFRレベルに対応した学習内容で着実にステップアップ
以下の表は、CEFRレベルごとにどのような学習内容に重点を置くかを整理したものです。この表を参考にして、あなたに合った学習内容をイメージしてみてください。
対象レベル | 学習内容 |
---|---|
初心者(A1~A2) | 単語や文法の基礎固めをしながら、簡単な日常会話の練習を行います。 |
中級者(B1~B2) | ディスカッションやライティングの練習を通じて、実践力を養います。 |
上級者(C1~C2) | ビジネスや学術的な内容に焦点を当てたトレーニングで、高度な英語力を磨きます。 |
学習プランは、単に教材を選ぶだけでなく、講師が一人ひとりの目標に応じてサポートを行います。目標達成に向けて着実にレベルアップしていける環境が整っていますので、安心して取り組むことができます。
「English File」で学びながら、あなたの英語力を次のステージへと進めましょう。
Google口コミで高評価を得ています。多くの生徒が、「目に見える進捗がわかりやすい」「自分に合った学習プランで無理なく続けられた」と満足の声を寄せています。あなたも定期的なレベルチェックで、CEFR基準での進捗を確認しながら、効率的に学習を進められます。
こうしたサポート体制が整っているからこそ、多くの生徒がAloha Englishで学び続け、94%の継続率を達成しています。英語学習を続けることに不安を感じている方でも、私たちのオンラインレッスンなら、安心して目標に向けて取り組むことができるのです。
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Aloha English英会話では、無料カウンセリングや体験レッスンが受けられます。
英会話を習得したい理由やお悩み、苦手な学習方法などをご相談ください。
私たちがこれまで培ってきたサポート実績から得た経験や独自のノウハウを基に、今あなたにとって、望む結果を出すための最適な提案をさせていただきます。
この記事では、CEFR(セファールレベル)の基本から、初心者から上級者までの特徴や、効率的なレベルアップ方法について解説しました。特に「CEFRレベル別の特徴」がこの記事の中心となり、多くの読者が抱える疑問や課題に答える内容となっています。
CEFRは、英語を学ぶ全ての人が自分の英語力を正確に把握し、次の目標を見つけるための指標です。それぞれのレベルには以下のような特徴があります:
レベル | 特徴 | 詳細 |
---|---|---|
初心者(A1–A2+) | 基礎的な単語や文法を学び、簡単な日常会話を始める段階。 | 英語学習の土台を作る重要なステップです。 |
中級者(B1–B2+) | 日常会話がスムーズになり、意見交換やディスカッションが可能になります。 | 高度な文法や表現を学ぶことで、応用力を高める段階です。 |
上級者(C1–C2+) | 専門的な話題や抽象的な議論にも対応できるレベル。 | 英語をツールとして実生活や仕事に活用し、ネイティブに近づく実践的な段階です。 |
日本人の平均英語レベルとその分布 |
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日本人の多くは、A1(レベル1〜2)またはA2(レベル3〜4)の段階に位置しています。このレベルは英語学習の基礎固めの段階であり、B1(レベル5)に到達することで日常会話や旅行、基礎的なビジネス会話が可能となります。 データによれば、日本人学習者の約70%がA1~A2レベルに集中しており、ここからさらに上のレベルを目指すための基盤作りが必要です。 |
留学やビジネスで求められるCEFRレベル |
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目的に応じて必要とされるCEFRレベルは異なります: • 留学: 語学留学ではB1(レベル5~6)以上、大学・専門学校ではB2(レベル7~8)、大学院レベルではC1(レベル9~10)が求められます。 • ビジネス: 日常的な英語メールや電話の対応ではB1以上、外資系企業や国際的な職場ではB2以上が目安となり、管理職レベルではC1以上の高度な英語力が必要です。 |
自分のCEFRレベルを知る方法 |
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自分の英語力を正確に把握するには、以下の方法があります: • 公式テストの活用: TOEIC、IELTS、英検など、CEFRに対応したテストを受ける。 • スクールのレベル診断: 英会話スクールの無料カウンセリングやレベルチェックを利用する。 • 簡易チェックリスト: 自分で項目をチェックすることで、大まかなレベルを把握する方法。 これらを組み合わせて、自分の現状を正確に知り、効率的な学習計画を立てることが重要です。 |
この記事が、英語学習者の皆さんが効率よくレベルアップし、目標を達成するための参考になれば幸いです。CEFRを活用して、自分の英語力を次のステージへと引き上げましょう。
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