「英会話は中学英語で十分」は半分本当!必要なレベルや勉強法を解説

会議でタブレットを見せられながら困惑する女性と説明する外国人同僚

「英会話は中学英語で十分って本当?」

「中学英語レベルなら会話できるっていうけど、それってどのくらいのレベル?」

“英会話は中学英語で十分” とよくいわれますが、実際どうなのか気になりますよね。

英会話が苦手な方は、『私の英語力は中学生以下なの?』と、心配になるかもしれません。

“英会話は中学英語で十分” は、英会話を使う目的が日常会話の場合は本当です。

しかし、あなたが想定している英会話が、ビジネスでの交渉や、「英会話ができます」と仕事ベースで主張できるレベルなのだとしたら、中学英語では不十分です。

ただ、十分であれ、不十分であれ、土台となる中学英語が必要であることに変わりはありません。

そこでこの記事では、英語で会話したい全ての人に必要な中学英語が一体どんなレベルなのか、どう勉強すべきかを、わかりやすく解説します。

単語数、文法、会話力を具体的に解説しますので、中学英語のレベルが明確にイメージできます。

3年間で学ぶ内容を見て、「もう一度勉強し直さなきゃ」と思われる方は少なくないでしょう。

中学英語を本当にマスターするには、インプット(覚える、書く、聞く)だけでなく、アウトプット​​(話す、使う)を鍛えなければなりません。

知識があっても、実際の会話で言葉が出てこなければ、あなたの英会話は中学レベルに達していないことになってしまいます。

記事後半では、効果的なアウトプットの方法について解説しますので、自分に合ったものを選んでトライしてみましょう。

【この記事を読めばわかること】
・英会話は中学英語で十分といえるのか
・そもそも中学英語のレベルがどんなものなのか
・中学英語の勉強に使える参考書
・スキマ時間にリスニング練習ができる便利なアプリ
・英会話を実際に使って鍛えるアウトプットの方法

この記事を読めば、「中学英語」を軸にして、自分の英会話のレベルが判断でき、何が足りないかに気づけます。

英語力に不安を感じている方、英会話が上達するための方法を探している方​​にも役立つ内容ですので、ぜひ最後まで目を通していただけたらと思います。

​​

1.「英会話は中学英語で十分」は半分本当

「英会話は中学英語で十分」という言葉をよく耳にしますが、これは半分本当といえます。

英会話をどのように使いたいのか?という目的によって、中学英語で十分なケースもあれば、中学英語だけでは不十分なケースもあるからです。

英会話を使う目的によって、必要なレベルは大きく異なります。

それぞれ解説していきましょう。

1-1.中学英語で十分といえるケース

目的が「日常会話」であれば、英会話レベルは中学英語で十分です。

中学英語をしっかりマスターしていれば、外国の友達と楽しく会話することができます。

自己紹介や趣味の話をする際に、不自由を感じることは少ないでしょう。

海外旅行先での簡単なやり取りも、中学英語で対応できます。

道案内やショッピングでのやり取りは、中学で習う基本的な文法や、語彙で十分対応できます。


日常会話では、簡単なフレーズを素早く使えれば、それで問題ありません。

多少表現の幅が狭くても、中学英語を駆使すれば基本的なコミュニケーションは可能でしょう。

1-2.中学英語では不十分といえるケース

英会話をビジネスで使いたい場合は、中学英語だけでは不十分です。

ビジネスの場では、会議での発言や契約交渉など、より専門的で高度な語彙や、複雑な文法が必要になります。

敬語や、フォーマルな表現が求められることもあり、これらは中学英語の範疇を超えています。

また、中学英語が知識として頭に入っていても、相手の話す内容を十分に聞き取るリスニング力や、通じる発音を身につけていないと、実際の会話はスムーズにいかないことも少なくありません。

ビジネスで使えるリスニング力や発音のスキルは、中学英語では追いつかない可能性が高いです。

「英会話ができます」と仕事ベースで主張できるレベルを目指すなら、中学英語を土台として、さらなる語彙量の強化、複雑な文法のマスター、リスニングや発音も含めた表現力の向上が求められます。

2.全員必要!「中学英語で十分」じゃなくても土台として必須

英会話は「中学英語で十分」なケースもあれば、「中学英語では不十分」なケースもあります。

しかし、どちらにしても中学英語をしっかりマスターすることは必須です。

なぜなら、前章の終わりに述べたように、中学英語では不十分なケースでも、

『中学英語を土台として』会話能力を向上させねばならない

=中学英語が土台であることに変わりはない

と、いえるからです。

中学英語では、英会話の基本となる文法や単語、コミュニケーションの基礎的なスキルを学びます。

これらは、ビジネス英語や専門的な場面で使う高度な表現を身につける際にも欠かせない要素です。

簡単な単語や表現を習得していないと、難しい単語やフレーズを覚えても、使う場面が適切かどうかの判断ができません。

土台(中学英語)の理解がされないまま、高校英語やビジネス英語に取り組んでも、複雑な表現は正しく使いこなせないのです。

したがって、目的や目指すレベルが何であれ、英会話を学ぶ人全員が飛ばしてはいけないステップが、中学英語をマスターすることだといえます。

日常会話ができればいい人も、高いレベルを目指す人も、まずはここをしっかり押さえておきましょう。

「でも、自分が中学英語を習得できているかどうかが今いちわからない…」

という方のために、次章では、中学英語とは具体的にどのようなものなのか、単語数や文法、会話力について詳しく見ていきます。

3.十分といわれる中学英語のレベルとは

文部科学省では、中学校の英語学習の目標を、技能別(聞くこと・読むこと・話すこと<やり取り>・話すこと<発表>、書くこと)に分け、以下のように設定しています。

聞くことはっきりと話されれば、日常的な話題について、必要な情報を聞き取ることができるようにする
読むこと日常的な話題について、簡単な語句や文で書かれたものから必要な情報を読み取ることができるようにする
話すこと(やり取り)関心のある事柄について、簡単な語句や文を用いて即興で伝え合うことができるようにする
話すこと(発表)関心のある事柄について、簡単な語句や文を用いて即興で話すことができるようにする
書くこと関心のある事柄について、簡単な語句や文を用いて正確に書くことができるようにする

出典:文部科学省|中学校学習指導要領(平成 29 年告示)解説 外国語編​​​​

これに沿って行われる中学英語学習で習得する単語数、文法、会話力について、以下の順に解説します。

1.中学英語で習得する単語数は1,600語〜1,800語
2.中学英語で習得する文法
3.中学英語をマスターすればこなせる英会話

中学英語のレベルとはどういったものなのか、みていきましょう。

3-1.中学英語で習得する単語数は1,600語〜1,800語

中学3年間で学ぶ英単語の数は、1,600〜1,800語です。

以前は、約1,200語でしたが、2021年度の学習指導要領の改訂により、400〜600語、習得数が増えました。

この中には、日常生活で頻繁に使われる基本的な単語が多く含まれていて、習得することで、簡単な会話に対応できることが想定されています。

中学英語で習得する簡単な会話に対応できる単語(例)
名詞
「water/水)」、「book/本)」、「house/家)」、「food/食べ物)」​​

動詞
「go/行く)」、「come/来る)」、「eat/食べる)」、「see/見る)」​​

感情や要求を表す言葉
「want/欲しい」、「「need/必要」​​、「like/好き)」​​、「hope/望む)」​​

習得する単語の一覧は、下記のサイトや書籍でチェックできます。
大阪版中学校で学ぶ英単語集(令和4年5月改訂)中学英単語1800  (高校入試でる順ターゲット) ※都道府県、学校種別によって単語数、内容は多少とも違いがあります。

1,600〜1,800語の単語を覚えておけば、たとえ文法を完全に理解していなくても、英語での基本的な意思疎通はできると考えていいでしょう。

参照:文部科学省|資料3 学習指導要領の改訂等について

3-2.中学英語で習得する文法

中学で習得する文法は、主に9つです。

  • be動詞の過去形
  • 過去進行形
  • 未来形
  • There is(are)~構文
  • 比較級と最上級
  • 不定詞と動名詞
  • 受動態
  • 現在完了形
  • 5文型

それぞれの内容を、下表にまとめました。

中学で習得する主な文法
<be動詞の過去形>
be動詞(am、 is、are)の、過去形(was、were)は、基本的な文法の一部であり、過去の状態や出来事を説明する際に必須です。​​

例文
I was a student last year.(私は昨年学生でした)
They were at the park yesterday.(彼らは昨日公園にいました)
<過去進行形>
過去進行形「was/were + 現在分詞(〜ing形)」​​は、過去のある時点で進行中だった動作を表します。

例文
She was reading a book when I called her.(私が電話したとき、彼女は本を読んでいました)
They were playing soccer at 3 PM yesterday.(彼らは昨日の午後3時にサッカーをしていました)
<未来形>
未来形は「will + 動詞の原形」あるいは「be going to + 動詞の原形」で、未来の出来事を表します。

例文
I will go to the store tomorrow.(私は明日お店に行くつもりです)
She is going to visit her friend next week.(彼女は来週友達を訪ねるつもりです)
<There is(are)~構文>
「There is/are」は存在を示す基本的な表現で、日常会話や文章でよく使われます。単数形には「is」を、複数形には「are」を使います。

例文
There is a cat on the roof.(屋根の上に猫が一匹います)
There are many books on the shelf.(棚にたくさんの本があります)
<比較級と最上級>
比較級と最上級は、物事を比較する際に使う基本的な文法です。比較級は「〜er」を付けたり、「more」を使ったりして、2つのものを比較します。最上級は「〜est」または「most」を使います。

例文
My house is bigger than yours.(私の家はあなたの家より大きいです)
This is the most interesting book I have ever read.(これは私が今まで読んだ中で最も面白い本です)​​
<不定詞と動名詞>
不定詞は「to + 動詞の原形」で、目的や意図を示します。動名詞は「動詞の原形 + -〜ing」で、動作を名詞として使います。

例文 
I want to learn English.(私は英語を学びたいです)
Swimming is my favorite sport.(水泳は私の好きなスポーツです)
<受動態>
受動態は「be動詞 + 過去分詞」で、行為の受け手を主語にする構文です。

例文
The cake was eaten by the children.(ケーキは子どもたちによって食べられました)
The letter is being written now.(手紙は今書かれています)
<現在完了形>
現在完了形は過去から現在までの経験や状態を表します。会話や文章で頻繁に使われる文法です。

例文 
I have lived here for five years.(私はここに5年間住んでいます)
She has finished her homework.(彼女は宿題を終えました)
<5文型>5文型は英語の文の構造を示します。

1.S + V (主語 + 動詞)
She sleeps.(彼女は寝る)

2.S + V + O (主語 + 動詞 + 目的語)
He reads a book.(彼は本を読む)

3.S + V + C (主語 + 動詞 + 補語)
She is happy.(彼女は幸せだ)

4.S + V + O + C (主語 + 動詞 + 目的語 + 補語)
They elected him president.(彼らは彼を大統領に選んだ)

5.S + V + O + O (主語 + 動詞 + 目的語 + 目的語)
I gave her a gift.(私は彼女にプレゼントをあげた)

これらの文法を学ぶことで英会話の基本的な仕組みが身につき​​、日常会話が行えるようになります。

参照:文部科学省|中学校学習指導要領(平成 29 年告示)解説 外国語編​​​​

3-3.中学英語をマスターすればこなせる英会話

中学英語をマスターすることで、実際にどのような会話ができるようになるのか、いくつかの具体例を紹介しましょう。

【中学英語でできる】外国の友達との日常会話(例)
中学英語を習得すれば、外国の友達と日常的な会話を楽しむことができます。天気や趣味など、軽い話題であれば、スムーズにコミュニケーションを取ることができるでしょう。

・What did you do last weekend?
(先週末は何をしましたか?)

・I like playing soccer. How about you?
(サッカーが好きです。あなたは?)

・It’s a nice day today, isn’t it?
(今日はいい天気ですね)
【中学英語でできる】旅行先での会話(例) 
中学英語をマスターすれば、海外旅行の際、ホテルやレストランでのやり取り、現地の人に道を尋ねるなどの、シンプルな会話が可能になります。

・Can I have a map of the city, please?
(市内の地図をいただけますか?)

・How much is the ticket to the museum?
(博物館のチケットはいくらですか?)

・I’d like to check in.
(チェックインをお願いします)

いかがでしょう。

このように、中学英語のレベルは、日常会話であれば十分対応できる内容です。

この章を読んで「中学英語をもう一度勉強した方が良さそう」と思われた方は、次章で、中学英語の勉強方法について解説しますので、ぜひ参考にしてください。

一方で、このレベルならクリアできているという方、より高度な英語力が必要だという方は、次章を飛ばして、5.中学英語を本当にマスターするにはインプットとアウトプットの両方が必要​​から読んでください。

5章からは、さらに英会話を上達させるための方法を述べていきます。

4.「置き換えスキル」を上手に活用すれば英会話は驚くほど伸びる

中学英語を使って英語を話せるようになるには、「英語の置き換え」というスキルが効果的です。

中学英語で学んだ文法(現在完了・受け身・比較など)と基本単語を土台に、知らない単語を“知っている言葉”で言い換えるだけで、英語は驚くほど話しやすくなります。

英語を置き換えるメソッドとは

まず「送別会」を“英語にしやすい日本語”──「さよならパーティー」に変えれば、中学英語で “Good-bye party” と言えます。 

同じように、「整理整頓」もそのままだと難しいですが、「掃除する」や「片づける」とシンプルに言い換えれば、中学レベルの英語で “clean my room” や “put things away” と表現できます。 

簡単な日本語に置き換えてから英語にする①

このように、日本語をシンプルにしてから英語に置き換えるだけで、中学英語でも驚くほどスムーズに話せるようになります。 

Aloha Englishでは、この「置き換え」を軸に、中学英語を“使える英語”へと変える練習を行っています。レッスン中は、先生がリアルタイムで「別の言い方で言ってみよう」と促し、自然に英語が口から出るように導きます。 

「送別会(Good-bye party)」「整理整頓(tidy up)」「残業」の3つの例を通して、知らない単語を“知っている言葉”で言い換えるコツを学べます。動画を見るだけで、英語の置き換えがどのように実践できるかが分かり、中学英語で話せる感覚がきっとつかめるはずです。

中学で習った文法と単語をベースに、置き換えで表現の幅を広げる。この2つが揃えば、英会話は本当に中学英語で十分です。

大切なのは、新しい知識を増やすことよりも、「いま持っている英語をどう使うか」。この“英語の置き換え”スキルを活用すれば、中学英語だけでも十分に英語が通じるようになります。 

「英語の置き換え」についてさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。▶︎ 英語の置き換え(言い換え)が英会話のコツ|難しい暗記なしで伝わる 

5.まとめ

英会話が中学英語で十分かどうかは、英会話をどのように使いたいのか?という目的によって違います。

高いレベルの英会話力を身につけるには、中学英語を土台として、会話の能力を向上させなくてはなりません。

そのためには、インプット(覚える、書く、聞く)​だけでなく、アウトプット(英語で話す、英語を使う)の機会を増やすことが必要です。

記事を参考に、自分のペースでチャレンジして、英会話の世界を広げていきましょう。 

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【松本兼頌(Matsumoto Kensho)】

英会話コーチング歴は10年以上。これまでに300人以上の英会話学習者をサポートし、スピーキング力の向上や転職成功といった多くの成果を実現してきました。特に、初心者が陥りやすい失敗や学習のつまずきポイントを熟知。その経験をもとに、「どうすれば英語が話せるようになるか」を具体的かつ実践的に解説しています。日常英会話からビジネス英語まで幅広く対応し、スピーキング・発音・リスニングに重点を置いて監修しています。

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