ドライブスルーは和製英語?|ドライブインとの違い【注文用フレーズつき】

ドライブスルーは和製英語?ドライブインとの違い

ドライブスルー(Drive through)は海外の人に通じる英語なのか、気になるところですね。

日常的に使われるカタカナ英語、通じる英語と和製英語のように通じない英語があります。ドライブスルーの場合は通じる英語です。日本でもファーストフードでよく見かける、車の中から注文できるドライブスルー 。海外では当たり前のサービスです。

海外での驚きのドライブスルーと旅行先などでドライブスルーを利用したときに使えるフレーズをご紹介します。さらに外国人観光客が増えてきた中で、接客英語が必要だというニーズも高まってきたということで。接客で使える簡単なフレーズもご用意しました。ぜひ最後までご覧ください。

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1.ドライブスルーは和製英語?

そもそも、ドライブスルーとはどういう意味かについて最初に確認してみましょう。

1-1.ドライブスルーとは

ドライブスルーとはファストフードで提供されているサービスの1つです。ファストフードで車を駐車場に止めず、車のまま車専用のオーダー窓口で食べ物を注文し、お金を支払い商品を受け取るサービスのことを指します。

車から一歩も出ずに注文から受け取りまでできてしまうなんて・・まさに海外。英語では”Drive-through”や”Drive-thru”と書きます。「through」の意味は「通り抜ける」という意味があります。”Drive-thru”の「thru」は「throuth」の略語です。

1-2.ドライブスルーは和製英語ではない

ドライブスルーは海外でも通じる英語です。和製英語ではありません。しかし地域によっては通じないところもあるので注意が必要ですね。

日本語にはたくさんのカタカナ英語があります。英語の意味と同じように使えるカタカナ英語、本来の意味とは全然違う和製英語・・。和製英語と通じる英語を分けて覚えておくと便利ですね。「英会話に役立つ英単語の覚え方|コツは身近な言葉から攻略する」にて身近に使われているカタカナ英語を紹介しています、参考まで。

2.ドライブスルーとドライブインの違いについて

また、ドライブスルーと似たような表現でドライブインもありますね。海外でドライブインというサービスもあり、ちょっとした違いがあるのでまとめてみました。

2-1.ドライブスルーの歴史と文化

ドライブスルーの歴史

ドライブスルーの発祥はやはりアメリカ。ジョーダン・マーティンさんが考えたサービスのシステムです。最初はドライブスルーを銀行の受付として導入したのが始まりです。今ではファーストフードだけでなく、様々な業態で普及しているサービスです。

アメリカで驚きのドライブスルー文化

アメリカでは車社会が発達しているので、ドライブスルーという文化が根付いているのですね。ファストフード・銀行だけでなく、図書館の本の貸出・返却もドライブスルーで行うことができます。募金などもできます。

結婚式ですらドライブスルーでおこなえるからびっくり。さらに驚きなのが日本の歌手、浜崎あゆみさんも、ドライブスルー・ウェディングをあげた一人だそうです。

参考:あのハリウッドセレブも挙式!格安ドライブスルーウエディングってどんなの?!

2-2.海外ではドライブインというサービスも

ドライブインとは

ドライブインも海外ではよくあるサービスです。『ドライブイン』は「Drive-in」と英語表記をします。「in」は「~の中」にというイメージを持ちます。お店の中(駐車場も含む)で完結できるからドライブインと名付けられました。

ドライブスルーとドライブインの違い

ドライブスルーとドライブイン、聞こえは似ている感じがしますが、微妙にサービスの内容が違うのです。

ドライブスルーは車で列を作り、そこで注文する。基本的には駐車をしてはいけないという決まりがあります。一方でドライブインは注文するところまでは同じですが、駐車場に車を駐めることができます。車の窓までお店の人が商品を届けてくれるサービスのことをドライブインとよびます。

ドライブスルーはピーク時に混み合わないために、ドライブインだったところから少しずつ変化して『ドライブスルー』に進化したと言われています。車から一歩も出ずに、買い物ができるなんて・・素敵です。

3.ドライブスルーでの注文の仕方・受け方6フレーズ

ドライブスルーでの注文の仕方・受け方6フレーズ

英語で実際にドライブスルーを利用する表現方法・注文の仕方についても参考になります。決まった表現になるので、パターンを覚えておけば安心ですね!

また、注文関連の記事でよく読まれているページで『とりあえず生で!を英語で何て言う?』のもございます。

3-1.英語での注文方法

レストランでの注文方法と同じで、Can I 〜?またはMay I〜?に商品名やセットメニューを付け加えれば注文できます。

ファーストフードではメニューに番号がふられています。定番メニューをのぞいて、新商品はどんどん入れ替わるので、番号で注文すると簡単です。ネイティブも番号で注文したりするので、店員さんも対応に慣れています。

  • May I have a cheeseburger, please?
    「チーズバーガーをお願いします」
  • Can I get No1, please?
    「1番のやつをお願いします」

英語で注文する際は助動詞の単元が使いこなせると、さらに表現力が上がります。「5つの助動詞の役割と使い方が10分で分かる!|基礎的な意味や例文で解説」の記事で詳しく解説しているので、参考にしてください。

3-2.英語での注文の受け方

ドライブスルーのあるファーストフードで働いていたら、突然外国人が訪れてきた。とっさに英語で対応できると親切ですね。

まずは挨拶から

Welcome to 〇〇〇(店舗名)
「〇〇〇へようこそ」

注文を伺う3フレーズ

  • How may I help you today?
    「何になさいますか?」 
  • What can I get for you today?
    「何にしますか?」
  • What would you like today?
    「何が宜しいですか?」

外国人が訪ねてきても、慌てず丁寧に対応しましょう。ゆっくり伝えれば、伝わるはずです。飲食店で使える英語をフレーズや流れを覚えると、接客英語もできるようになります。

資料:「接客英語」英語を使ってワンランク上のおもてなしを!

4.まとめ

ドライブスルーは和製英語ではなく、海外でも通じる英語でした。ドライブスルーと一緒に覚えて頂きたい表現がドライブイン。どちらも車に乗りながら、オーダー(注文)ができるサービス。

英語での注文方法も解説しているので、海外旅行などで活用していただけると幸いです。英語が苦手と感じる方向けのコラムを「英語が苦手と感じる5つの場面と話せる人に共通するたった1つの習慣」で紹介しています。英語が話せるようになりたい、と思っている方はぜひご覧ください。きっとお役に立てるはずです。

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【松本兼頌(Matsumoto Kensho)】

英会話コーチング歴は10年以上。これまでに300人以上の英会話学習者をサポートし、スピーキング力の向上や転職成功といった多くの成果を実現してきました。特に、初心者が陥りやすい失敗や学習のつまずきポイントを熟知。その経験をもとに、「どうすれば英語が話せるようになるか」を具体的かつ実践的に解説しています。日常英会話からビジネス英語まで幅広く対応し、スピーキング・発音・リスニングに重点を置いて監修しています。

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