英語コミュニケーション能力とは知識のインプット量と等しいのだろうか?
英語学習をしても一向に話せるようにならない、とお悩みではありませんか。いくら知識を暗記しても英語で会話することはできません。英語でコミュニケーションを取るには3つのことをバランスよく学習する必要があります。
コミュニケーションとは元来人の気持ちや価値観を伝える行為です。英語の知識だけを身につけても上達しません。
この記事では英語コミュニケーションを身につけるための方法を詳しく解説しました。完璧な英語が話せなくても、コミュニケーションは取れます。ぜひ最後までご覧ください。
日本、海外を問わず英語が話せると多くのメリットを得ることができます。英語でコミュニケーションを取るためには「完璧な英語力」が必要と思われがちですが、多少カタコトの英語でもコミュニケーションは取ることができます。具体的に得ることができるメリットは主に3つあります。
英語が話せることで、日本以外での行動範囲が広がります。友達が世界中にできることで、プライベートが充実します。
仕事のグローバル化にともない、英語力の需要は年々増えています。英語でコミュニケーションが取れることで、ビジネスでの活躍の場を拡大できます。
英語が話せることで、日本語と英語を使って情報収集できます。情報量は2倍に増えます。
「英語が話せることでたくさんのメリット」があります。ブロークンイングリッシュでも十分メリットを感じることができるでしょう。
英語はコミュニケーションツールです。TOEICの点数を900点以上とっても、英単語を何千語暗記しても、知識を使いこなせなければコミュニケーションは取れません。英語をコミュニケーションツールとして活用し、お互いの情報を交換できるようになること、が学習のゴールです。
英語でコミュニケーションを取るためには知識も大切ですが、相手の文化を理解することも大切です。日本の常識や文化を押し付けることなく、相手の文化を尊重して会話をすることが求められます。
お互いのことを理解し合えれば、世界で通用する英語コミュニケーション力が身についたと言っても過言ではありません。世界中で活躍するために必須の力ですね。
ではどうのように学習をすれば、英語コミュケーション力は身につくのでしょうか?まずはよく誤解されがちな英語力と英語コミュニケーション力の違いから解説していきます。
日本の教育上、英語力は知識量を指すことが多いようです。TOEICや資格試験での点数が高い、イコール英語力がある。英単語・英文法の知識が豊富であれば、英語力が高いとなります。
英語コミュニケーションは知っている知識をアウトプットする力です。TOEIC満点を持っている人が英語を話せるとは限りません。この現象が起きてしまうのは、TOEICで高得点を持っていても、知識の使い方を知らないためです。
英語の知識量がいかに多くても、英語でコミュニケーションが取れるとは限りません。逆に知識量が低いのに、英語が話せるという方はたくさんいます。英語で話す経験値を上げれば、英語で会話ができます。
英語の学習方法は暗記と理解をメインに学習を進めます。一方で英語コミュニケーションは知識をアウトプットすることが求めらます。
英語でコミュニケーションを取るには、知識のインプットとアウトプットのバランスを取ることが大切です。では具体的な学習方法について解説していきます。
中学で習う英文法と英単語さえわかれば、英語で話せるようになります。闇雲に学習すれば良いというわけでなく、「効率の良い順番で学習する」ことをお勧めします。
学んだ知識をアウトプットする方法は2つあります。
両方をバランスよく学習することが大切です。特にオンライン英会話は月に10,000円台で受講可能で、コミュニケーション重視なので経験値 UPにはお勧めです。
スピーキングの学習方法まとめ記事
完璧な英語を話そうと思えば思うほど、英語は出てきません。多少間違っても大丈夫!という気持ち(マインドセット)がとても大切です。「英語が話せる人の共通点」から発見したマインドセットをご紹介します。
マインドセットとは、経験、教育、先入観などから形成される施工様式、心理状態のことです。今まで英語に持っている思い込みをリセットして、英語が話せる人のマインドセットを取り入れてみてください。英語で話すことが苦ではなくなるはずです。
マインドセット | 意味 | 説明 |
①英語は「正解」を 求める勉強ではない |
正解は1つではない。 | 何通りもの伝え方があり それら全てが正解である。 |
②失敗を怖がらない | 失敗があるから成功を していく。 |
母国語を話していても間違う時はある。 失敗することで学ぶことがたくさんある。 間違えることは大きなプラス。 |
③英語を楽しむ | 英語は勉強をしていくものでは なくコミュニケーションツール として見ていく。 |
英語を話すときはテストではない。 他者と話すためのツールである。 |
④自信をつける | 伝わらないとも限らない。 伝わらなければ、そこから吸収 をしていく。 |
まずはアウトプットしてみましょう。 思っているより通じることがほとんど。 もし伝わらなければ別の言い方でトライすればOK。 自信をつけた後の習得の速さは言語やスポーツなど 全ての分野において速くなる調査結果もある。 |
⑤身近な英語の気付き | 知っているカタカナ英語が 周りにはたくさんあることに 気付く |
現在使われている日本語の10%~20%は 外来語と言われており、英語起源の外来語は 約80%にも上る。 |
⑥自分が使う・必要な 英語から身に着ける |
与えられたものをやるのでは なく自身に必要なものをやる。 |
自分の日常に必要のない英語も全て覚えようとする 必要はない。自分が普段使う言葉を中心に 習得していく。 |
⑦他人と比べない | 自身の目標を見失うことなく、 自分の目標にフォーカスを していく。 |
他者と比較することでプラスは生まれづらい。 過去の自分と比較しどれだけ目標に近づいているか を見ることは良い。 |
⑧緊張していませんか? | 緊張をさせる理由が英語には なく、人にある。 |
一生懸命だからこそ緊張もする。しかし緊張の理由は 自分の英語力ではなく他者がいることに因る。 上手く話そうとする必要は全くない。 |
⑨Think simple. | 何が言いたいのかをシンプルに 考える。そうしていくことで 英語で言いたいことを 言えるようになる。 |
日本語で考えたことを全て相手に伝える必要はない。 その中でも一番相手に伝えたいことを先に伝える。 残りは相手から聞かれたら伝えよう。 |
⑩アウトプットすること | アウトプットをしていくことで 引き出しに入ったままの英語を 使っていくことができる。 |
日本の中学・高校で英語に費やしている時間は およそ1000時間にも上る。しかしインプット中心の ためそれだけ時間を費やしていても英語を流暢に 話せるようになる生徒は多くはない。それらを意識 して口に出していくことで過去に学んだ英語を使える ようになっていく。口に出す練習をしていこう。 |
⑪変わろうとすること | 目標に対して具体的に何かの 行動を変えていくことをする。 |
自分の目標を達成するために必要なことは何か? 目標達成に必要な行動を起こしていこう。そして それが自分にとって新しいものであってもそれは チャレンジしていきましょう。 |
⑫コミュニケーション レベルをアップさせよう。 |
日本独特のコミュニケーション (相手の話を黙って聞く)を していても、相手はそれを理解 をしてくれない。自分がコミュ ニケーションの取り方を変えれ ば変わる。 |
日本語と英語でのコミュニケーション方法は違う ということを認識しましょう。相手に日本式の理解を 求めるのではなくこちらが英語での コミュニケーション方法を実践していきましょう。 |
⑬英語が話せます! と言いましょう |
(世界では第二言語として英語 を話す人が13.6億人、ネイティ ブは3.9億人)第二言語として英 語を話すことを受け入れる。 |
「オハヨウゴザイマス」だけ言える外国人が I can speak Japanese.と言う。自分の英語力に 自信を持ちましょう! |
英語で話すための気持ち・心構え(マインドセット)だけでなく、海外でのコミュニケーション作法も同時に学びましょう。大切なスキルをまとめました。
コミュニケーション スキル |
意味 | 説明 |
①相手に質問をしよう | 質問をしていくことは日本人には 練習することが少なかった。 |
日本語では1を聞いて10を知るという慣習があり、 そもそも日本語のコミュニケーションにおいては 質問をあまりしないという文化・慣習的要因がある。 意識して相手へ質問していこう。 |
②質問にダイレクト に答える |
結論を先に言うことは日本語の 性質上慣れていない。 |
英語の場合:結論→理由 日本語の場合:理由→結論 英語を話すときは英語での会話の仕方を意識しよう。 |
③相槌をしていく | 相手に話を聞いていることを 声にしていくことで伝える |
耳だけ傾けても英語話者はそれがちゃんと 聞いてもらえてるという理解にはつながらない。 相手の話を興味を持って聞いているということを 伝えるために相槌を言葉にして伝えることが大事。 |
④相手に伝えよう | 理解できてないことをしっかり 言葉で相手に伝える。 |
理解できていないことを相手に伝えることは 何も悪いことではない。日本語の文化では 聞き手が理解する責任があるが、英語の文化では、 聞き手が理解できないのは話し手の説明の仕方に 問題があると考えられる。だから理解できていない ことを伝えることは全く問題ない。それを伝えること で理解しようとしている姿勢を相手へ伝えることに つながる。 |
⑤リクエストを していく |
ゆっくり、はっきり、大きな声で などのリクエストを入れる。 |
相手を理解していくために必要なリクエスト。 遠慮なく堂々とリクエストしていこう。 |
⑥確認をしていく | わからない単語の意味を聞いたり、 自身の理解の確認をしていくこと。 |
話し手の内容を理解するために必要に応じて質問を 適宜挟むことは全く問題ない。内容を推測で 終わらせず確実に理解へつなげよう。 |
⑦ ニュアンスは 会話の中で伝える |
ニュアンスは相手が求めてから 入れるもの |
最初から全て細かい情報までを一気に伝える必要は ない。聞かれたら答える、というスタンスで。 |
⑧ 目を見て話す | 理解をしているかしていないのか を確認しながら話せる |
どの言語でも同じだが相手の目を見て話すことで 相手が理解できているかを確認できる。自分が話す 英語に一生懸命になり無意識に相手を見ていない 状態になることがあるが、相手の目や表情を見て話す ことはコミュニケーションをスムーズにとっていく ためにとても大事。 |
⑨ 相手の言ったこと を繰り返す (アクティブリスニングの一部) |
オウム返しのこと | 話し手の内容を自分の言葉に換えて繰り返すことは 相手の言葉を親身に聞いていることを表す手段 となる。また理解が違っていれば相手が言い直す 機会にもなる。 |
⑩自己開示は大切 | 自分のことを話したら相手に How about you? を使っていく。 |
自分の情報を開示してから相手へ質問していくこと は、相手に安心感を与え、お互いの共通点を見つける ことに効果的である。唐突に質問するのではなく まずは自分の情報を伝え、その後に相手へ質問して いくことで相手へ配慮したコミュニケーションを 生むことができる。 |
⑪コミュニケーション に参加をしよう |
聞いているだけでは会話に置いて いかれる。だれも待ってくれない (リスニング力がないことは ④⑤⑥がある以上言い訳としては 通用しない) |
一生懸命聞くだけでは会話についていっている、 会話に参加しているということにはならない。 何となく聞けてることが英語を理解していること にもならない。会話の内容を相手に確認する行動を とることで自分が会話に参加していることを 伝えられる。またそうすることで相手の話を確実に 理解していくこともできるようになる。 ④⑤⑥を積極的に行うことが大事。 |
⑫共感を示していく | 相手の考えに自身が同意を 示していく |
相手へ共感を示すことによって親身に聞いていること を表すことができる。 (アクティブリスニングの一つ) |
⑬意見を持とう | どっちつかずな意見は好まれない。 白黒をつけれない場合はその理由 を併せて言うことが意見につなが っていく。 |
日本で好まれるグレーな態度や意見は英語の世界では あまり好まれない。自分の意見を主張することは 日本では美徳とされてきていないが、英語では 持っている意見をしっかり相手へ伝えることが 大事である。 |
さらに「簡単な単語の活用法」や「あいづち」なども工夫して使うことで、英語コミュニケーション能力が上がります。
Aloha Englishでよく起こる文化のすれ違いについてご紹介します。日本と海外では文化の様式や価値観が違います。日本の価値観を押し付けるのではなく、お互いの理解を深めることが大切です。
各国独自のルールが存在します。自分の国の価値観を押し付けるのではなく、お互いが心地よくコミュニケーションが取れる環境を探しましょう。
英語は世界中で話されている言語です。アメリカ・オーストラリア・カナダ・イギリスだけでなく、さまざまな文化圏で英語は公用語として使われています。必ずしも英語を話している人がネイティブスピーカーではないので、気をつけて接することが大切です。
参考:異文化コミュニケーションの秘訣。一番大切なのは英語じゃない?
握手をする国、相手の体に触れてはいけない国、お辞儀をする国。それぞれの国によってエチケットやマナーは異なります。
私はフィリピンの方に何気なく「ダイエット競争」しようよ、と言ってしまいました。「競争」という言葉が彼らの国ではとても重い意味を持つとは知らずに・・。やや口論になりましたが、話を聞くと生まれてから社会へ出るまで厳しい「競争」社会の中で生き抜くことがフィリピンの文化。軽々しく使ってはいけない言葉だっだと反省しました
参考:ビジネス英語を使う際には異文化理解が鍵?他国との文化の違いを知ろう
「知識・アウトプット・文化に対する尊重」、これら3つをバランスよく学習することで英語コミュニケーションが伸びます。知識のインプットだけに集中せず、バランスよく学習しましょう。完璧な英語でなくても、バランスよく学習することで世界中で通用する英語を身につけることができるはずです。
最後にAloha Englishでは実際に使っているカリキュラムで学習した生徒様の様子もご紹介しいます。生徒様の具体的なバックグラウンドや目標なども交えながらご紹介いたします。ぜひ学習の参考にして頂ければと思います。
英語でコミュニケーションをとる方法をご紹介しました。英語力と英語コミュニケーション力は全く違った学習方法です。
知識のインプットとアウトプットをバランスよく学習することで、英語で会話をすることができます。英語が話せると世界で活躍する場が増え、多くのメリットを得ることができます。この記事をきっかけにもう一度学習方法を見直してみてはいかがでしょうか?
Aloha English英会話の専門家が
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担当者がじっくり日本語でお話をお伺いします。
英語で話すことが苦手な方はぜひご相談ください。
英語の聞き取りに関するお悩みもご相談できます。
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