英語には全部で5種類の文型がありますが、その中でも第二文型は「SVC」と言われるように「主語(S) + 動詞(V) + 補語(C)」の語順が基本になります。
などなど、基本的なことを確認しておけば第二文型を使った英作文や英会話で自信を持って表現できますので、一通りチェックしておきましょう!
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英語の第二文型ではSVCと呼称されるように、「主語 + 動詞 + 補語」という3つの要素(英単語)で成立する英文の骨組みですね。まずは例文で見ていきましょう。
I am an office worker. (私は会社員です)
→主語(I)+動詞(am)+補語(an office worker)の語順
She looks angry.(彼女は怒っているようです)
→主語(She)+動詞(looks)+補語(angry)の語順
このような例文の語順が第二文型で、「主語(S)は補語(C)である」とか「主語(S)は補語(C)になる」などの訳し方が基本です。
より単純な英語の文型では第一文型の「S + V」もあり、第一文型だと「I walk.(私は歩きます)」や「I sleep(私は寝ます)」など、補語がなくても成立する、主語と動詞だけの文章になります。
第一文型の基本や使う動詞の種類など別ページにて解説しておりますが、基本的な英文の作り(S+V)である第一文型に補語(C)が加わったのが第二文型ということですね。
文型について第二文型のように「SVC」と要素で表現することもありますが、英語の文型には以下5種類の要素がありますね。必要不可欠なのが主語(S)と動詞(V)ですが、それ以外にも3つあります。
修飾語については文型上、必須ではないため英語の五文型では実質、主語と動詞と目的語と補語の4種類で構成されます。
ここで分かりづらい点として「主語と動詞は明確だけど、目的語と補語って何が違うの?」というポイントがあると思います。そのため具体的に補語って何に該当するのかなど、以下で詳しく解説いたします。
C(補語)を使う第二文型の特徴や解釈について、基本的な内容をまとめました。最も重要なのがS=Cの関係性ですね。
第二文型で使うC(補語)は補完的な役割があり、言わば主語に来る人や物について何になるのか・どういった状態かを示します。そのため、S=Cの同列になることが以下例文でも分かりますね。
I am a public servant.(私は公務員です)
→私=公務員の関係
He became a college student last month.(彼は先月で大学生になりました)
→彼=大学生の関係
This flower smells good.(そのお花は良い匂いがします)
→花=良い匂いの関係
私や彼などはどういった人物であるか、花がどういう特徴・性質であるかを動詞を使ってイコールで結んでいます。動詞についてはbe動詞と一般動詞の2種類があり、人物説明などはbe動詞を多く使いますね。
S(主語)とイコールになるC(補語)は、名詞または形容詞に限られますね。
主語の説明や状態などを示す上では、名詞または形容詞の品詞が適切になります。それぞれの品詞について基本的な知識や使い方も重要ですので、関連ページからもぜひチェックしてみてくださいませ!
また、別の文型である第三文型ではSVOの形で、第二文型のC(補語)がO(目的語)に入れ替わった形になります。目的語も名詞が来る場合があるので、第二文型と同じような英文になります。
ただ、目的語にした場合には主語との同列関係は成立せず、S(主語)=O(目的語)の関係でないことが第二文型との見分け方ですね。
【第三文型の例文】
I like cats.(私は猫が好きです)
→私=猫にはならない
We visited Tokyo.(私たちは東京へ訪れました)
→私たち=東京にはならない
例文のように、目的語は「〜が・〜を」という繋がり方になるため主語とは同列になりません。この特徴が第三文型と第二文型の違いであり、目的語と補語を見分けることができます。
第二文型では「S(主語)は〜である・〜になる」など一定のパターンがあるので、使える動詞も以下の4種類に限定されます。
それぞれの動詞について、特徴や例文をご紹介いたします。
最も分かりやすいのは状態に関する動詞で、「これはペンです」とは「私は元気です」など、人や物の状態や実態について説明する第二文型は多用しますね。
I’m sick.(私は病気です)
It’s delicious.(それは美味しいです)
状態に関する動詞はbe動詞(is/am/was)が一般的なほか、「hold(〜のままでいる)」や「stay(〜にとどまる)」などの動詞も一般的ですね。
日本語で「あなた、調子悪そうだけど?」と言うように、「〜に見える・〜のようだ」と表現する場合も第二文型が使えます。
You look happy.(あなたは幸せそうですね)
This table seems expensive.(このテーブルは高そうに見えます)
あなた=幸せ、テーブル=高級といったイコールのイメージで、外見に関する動詞ではほかにも「appear(〜に見える)」などがありますね。
状態の変化も第二文型で表現できることで、「会社員になった」や「ナーバスになった」など感情に関する変化もよくあります。
My brother got sad.(私の弟は悲しくなりました)
The leaves turn red in November.(11月にその葉は赤くなります)
変化に関する動詞は「get」や「turn」のほか「become(〜になる)」や「come(〜になる)」などを使います。
また、「〜に聞こえる」や「〜の味がする」など五感に関する動詞も第二文型で使います。日常英会話でよく使う表現・フレーズも多いので、覚えておくといいでしょう。
It sounds not so good. (それはあまり良くないですね)
The dish tastes very good!(この料理はとても美味しいです!)
▷例文で使っているveryとso・tooの違いについて詳しくはこちら!
知覚に関する動詞では「sound」や「taste」のほか「feel(〜に感じる)」や「smell(〜の匂いがする)」などの単語があります。
上記でご紹介しました動詞を含め、第二文型で活用できる動詞一覧について表でもまとめましたのでご参考くださいませ。第二文型で使える動詞の中では、英語表現で覚えておくべき基本動詞もあるのでチェックしておきましょう。
状態に関する第二文型の動詞 | 意味 |
be | 〜である |
hold | 〜のままでいる |
keep | 〜のままでいる |
continue | 〜で続く |
stay | 〜にとどまる |
外見に関する第二文型の動詞 | 意味 |
look | 〜に見える |
seem | 〜に見える |
appear | 〜だと思われる |
変化に関する第二文型の動詞 | 意味 |
become | 〜になる |
get | |
turn | |
come | |
make | |
grow | |
go |
感覚に関する第二文型の動詞 | 意味 |
sound | 〜に聞こえる |
feel | 〜に感じる |
taste | 〜の味がする |
smell | 〜の匂いがする |
第二文型(SVC)について一通りご紹介しましたが、要点をまとめると以下の通りです。
第二文型は比較的覚えやすく、「〜である・〜に見える」など表現のパターンがある程度決まっていますので、例文などを参考に実際に使ってみるとすぐに身につくでしょう。
また、他の文型も確認したい場合には第一文型の例文・パターンから復習してみてはいかがでしょうか。
▼第三文型以降の基礎もチェック!▼
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