社会人の英語学習ではスピーキングやリスニングなど、英会話スキルに近い能力を重視しがちですがライティングの勉強も重要です。
英語のライティングを学ぶことで、実用的な英語スキルに活かせたりスピーキングなど英会話の場でも役立つ練習となります。これまで、独学で英語を話せるようになれなかった方でもライティングを続けることで上達します。
など、英語学習の実践で参考になる情報を一通り解説しますので、ぜひご参考ください!
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英語のライティングができるようになると、以下のようなメリットがあります。ライティングの重要性について最初に確認しましょう。
英語のライティング習得により、実用的な場面で役立つケースが多いですね。
ビジネスの場面では、海外・外国人とのコミュニケーションでチャットやメールを使う機会が多々あり、ライティングでの表現力があれば実務で活かされます。
ライティングは書くことだけでなく、英語表現の向上につながるのでスピーキングが苦手な方にとって効果的な勉強です。
詳しくは以下の勉強法でご紹介していますが、英語で表現したいトピックを決めてライティング練習をすることで、スピーキングで使えるフレーズを覚えられます。普段の英会話で言いたいことを英語になかなか表現できない…という場合ではライティングでのアウトプット対策がおすすめです。
また、ライティングは英語のインプット学習を確認する手段にもなり、覚えた英文法や英単語を文章で使うことで理解度が高まります。
例えば現在進行形の文法を例文で確認したい場合は「My friends are eating lunch.(私の友人たちはお昼を食べています)」といった英文を作ったり、英語の基本動詞である「run」の表現を理解する上で「I’m running out of time. (時間がもうなくなります)」とのライティングをすることで、より英語表現がイメージできますね。
英文法や英単語の知識は暗記だけでは理解しづらく、アウトプットの実践を通して習得できます。ライティングは英語学習にとって良い効果を生みますので、ぜひ試してみましょう。
英語のライティング勉強法は様々ありますが、仕事で忙しい社会人でも隙間時間で学習しやすい方法を以下でまとめました。日々の習慣にすることで、継続しやすくなるでしょう。
ライティング学習で初心者にもおすすめの勉強法として、英語日記があります。最初は数行程度の英文でも構いませんので、英語で日記をつける習慣をつけると英語表現が身に付きます。
普段のことを英語で書いて覚えておくと、スピーキングの表現で役立ちます。また、独学で知った英文法や単語も積極的に使ってみるとより覚えてやすくなるでしょう。
英語日記と関連して、普段起きたことをTwitterやInstagramで英語投稿するのもライティング学習になります。SNS投稿は英語日記よりも短めの文章で、より短時間で実践できる勉強法ですね。
など、SNSを使って外国人とのコミュニケーション練習も可能です。ハードルの低い勉強法ですが、普段からSNSを利用している方にとって馴染みやすい学習になるのではないでしょうか。
英語のライティングを日記などで続けてみると、英文の構成も覚えられます。普段のライティング学習で意識すると役立つポイントで、ある程度の長さの英文を書く場合にはライティングの構成パターンを把握しておきましょう。
★ライティングでの一般的な構成パターン
★PREP法を参考にしたライティング例
ライティング勉強の具体的な手順でも触れていますが、英語のライティングが上手な方は日本語での説明力も長けています。自分の言いたいこと・伝えたいことを論理的に整理するのも、ライティングスキルの一つですね。
英語の表現力を上げる際に効果的なライティング勉強も、以下でまとめました。日本語をただ英語に翻訳するだけでなく、幅広い英語表現が身に付くライティングにより書く力が上がるでしょう。
日本語の文章を読んで英語でライティングする方法で、以下のように英文の日本語訳を元に英語で書くやり方があります。
以下のリプロダクションと似たような勉強法で、正解となる元の英文を書き起こせるかどうかがポイントです。英文に再構築する際には英文法や構文など基本的な知識も必要となりますので、復文が苦手という方は基礎から対策してみましょう。
リプロダクションは、聞いた英語を表現する勉強法でリスニングやスピーキング対策として使われますが、以下のようにライティング学習でも効果的です。
聞いた英語を覚える・理解するスキルも向上するため、リスニングが苦手という方も重点的に対策するといいですね。書き起こした英語をスピーキングでもアウトプットすると、より理解できるようになるでしょう。詳しくはリプロダクションでの学習方法ページで解説しています。
サマライジングも英語表現力を鍛えられるライティングで、言語的な要約トレーニングとして活用されています。
長文の英語を聞いて(または読んで)全体の内容を理解し、自分の言葉で要約をするスキルが身に付きます。難易度は高めなので、最初はスクリプトを見ずに要約をライティングして、最後にスクリプトを確認して聞き取れない部分も確認するといいでしょう。
難しい英語表現を、分かりやすく言い換えできる工夫もできるとライティングの対応力が上がります。サマライジングで英語表現力をアップするポイントを別記事でご紹介していますので、ぜひご参考ください。
英語のライティング勉強で役立つ教材もご紹介します。何から勉強すればいいか分からない…という方は、初心者向けの教材・参考書から試してみるといいですね。
初心者向けのライティング参考書では、「英語ライティングルールブック」が定番となっています。
英語のライティングではコロンやピリオドなど、細かいルールについて詳しく説明されていたり冗長な表現の傾向や対策なども理解できます。初歩から学びたい人にとって役立つ知識が多いですね。
英会話で必要なフレーズ・英語表現を学ぶにあたり、「瞬間英作文トレーニング」シリーズの参考書が役に立ちます。
ベストセラーにもなっている書籍で、英文の型を覚えてスムーズにアウトプットする練習になります。英文法や単語の知識はあるけど、アウトプットが苦手という方に効果的な対策が紹介されています。
また、初心者向けの参考書では英語日記の書籍もあり、「人生が劇的に変わる 新・英語日記」が評判高いです。
身の回りのことが英語でライティングできるようになると、英会話スキルも上達します。サンプルの英語日記を参考に、初心者でも英語を書き始めることができます。短文からスタートできるので、ノートに書くだけでなくSNS投稿にも応用できるでしょう。
▷初心者向けの英語勉強方法・学習の仕方が分からない人向けの解説ページ
英語中級者のライティング対策に向いている教材では、「上級を目指すライティング・トレーニング」がおすすめです。
元アメリカ新聞記者が解説している参考書で、自然な英文を書くためのコツが網羅されています。英作文のほか、和訳のトレーニング・対策も学べますので上級者向けの翻訳・和訳でも活用できるでしょう。
基礎から応用までライティングのスキルを学ぶには「ここで差がつく! 英文ライティングの技術」がおすすめです。こちらの書籍では、英語初心者の日本人にありがちな典型文の指摘や英語らしい英語を書くためのテクニックが幅広く紹介されています。
ライティングで活用できる文法や頻出する重要類義語など、ライティングですぐ使えるノウハウが詰まっていますので、この一冊をマスターするだけでも充分ですね。
また、ライティングの教材では英文を添削してくれるアプリも役に立ちます。以下でも詳しく紹介していますが、独学でも正確な英文を書けるためのツールはたくさんありますので、ぜひ活用してみましょう。
英語ライティングの勉強法に関して、重要なポイントも以下でまとめました。独学での英語学習では目標設定や、ライティングの校正ツールが効果的です。
英語のライティング学習をするにあたり、具体的な目的や目標を決めておくとモチベーションを維持できるでしょう。
主にビジネスシーンや転職におけるスキルで英語ライティングが発揮されますが、ほかにも海外の友人とSNSなどでチャットをしたいなど、気軽なコミュニケーションも価値ある目的になりますね。
▷関連記事:英会話の学習目標「方法・期間・量」を解説!
英語のライティングができない人の傾向で、文法や五文型がよく分からないというケースが多いです。英文を作る際に基本的な五文型を知らないと、「He gave a letter me.」の間違いに気付かないでしょう。
※上記の英文(彼は私に手紙をくれた)を正しくすると、「He gave a letter to me.」または「He gave me a letter」と、第三文型と第四文型それぞれで表現できます。この違いについて分からないという方は、英語の基本五文型を徹底解説よりご参考ください。
文法の知識もないと、上記の例文で表現している過去形などの時制ルールがごちゃごちゃになったり、前置詞の使い分けができないといった課題が出てくるでしょう。基本的な学習になりますが、英文法や構文はおさえておくべきですね。
独学での英語ライティングでは、自分が書いた英文が正しいかどうか添削する必要があります。そこで、手軽に英文をチェックできるツールで「Grammarly(グラマリー)」がおすすめです。
英文の添削・チェックツールはいろいろありますがGrammarlyは以下のポイントで、特に評価されています。
ブラウザの拡張機能を使うことで、テキストで入力した英文全てが自動で添削されるのでとても便利です。以下のようなご利用シーンでおすすめですね。
Grammarlyは有料版もありますが、無料でも充分に有効活用できますのでライティング学習の際はぜひ使ってみましょう。
▷参考:Grammarly公式サイト
最後に実践的な内容として、英語ライティングの具体的な手順・学習方法をまとめました。英語のライティングでは日本語力(国語力)も問われますので、日本語での分かりやすさ・正確さもポイントです。
最初に、ライティングする内容を日本語で書きます。上記でも少し紹介しましたが、PREP法を使った文章構成を意識すると結論ファーストで相手に分かりやすく伝わります。
★PREP法を参考にしたライティング:好きな季節について説明する場合
このような構成を作ると、結論→理由や背景→結論といった順番で話の内容が明確になるでしょう。
上記のような日本語の例文は比較的簡単ですが、仮に日本語が複雑になってしまうと英語への翻訳もしづらくなります。
特にライティングスキルにおいて、重要なのは日本語力・論理的思考力です。いかに分かりやすく、英語にしやすい日本語に置き換えられるかどうかによって、英語のライティングレベルが違ってきます。
例えば上記の日本語文だと、「暑いのが大変→暑いのが苦手」と言い換えて「I don’t like the hot.」とシンプルな表現ができたり、「クリスマスなどの行事があるから→クリスマスなどの行事を楽しむのが好きだから」と変更して「I love enjoying events such as Christmas.」と言うと、より冬が好きな理由についてイメージできますよね。
英会話学習では英語ばかりフォーカスされがちですが、実は日本語のスキルも大事となります。難しくややこしい日本語に捉われると、英語表現がぎこちなくなるためまずは日本語の整理からしてみましょう。
以上の修正した日本語文から、実際に英語でライティングをしてみました。
I like winter more than summer. Because I don’t like the hot and I love enjoying events such as Christmas. Every year when Christmas comes around, my family holds a big party. So I like winter very much.
日本語訳:私は冬よりも夏が好きです、なぜなら、暑いのが苦手でクリスマスなどの行事を楽しむのが好きだからです。毎年クリスマスになると、家族で盛大なパーティーをします。だから私は冬がとても好きです。
このようなライティング練習は、スピーキングなど他の学習方法と並行して毎日書く習慣をつけると、より英語が身に付くでしょう。
英語のライティングができたら、英文の添削で正しいかどうか確認する必要があります。確実なのが、ネイティブや英会話講師にチェックしてもらう方法ですね。
文法上は間違っていなくても、英語の表現的に不自然など修正するべきポイントを見つけるために、英会話講師の活用がおすすめです。
英会話レッスンの対応だけでなく、普段の英語学習に関する相談などできるスクールが良いですね。関連記事より、オンライン英会話の正しい選び方も詳しく紹介していますので、こちらもご参考ください。
また、上記でご紹介しましたGrammarlyなど、無料のライティング添削アプリ・サイトの活用も推奨します。ネイティブや英会話講師など添削を依頼できる相手がいなくても、一人で正しい英文チェックができます。
★おすすめの無料添削ツールまとめ
初心者でもやり方を知っておけば、独学で英語ライティングを学べる環境を作れます。こちらの勉強法・手順を参考に実践していただけますと幸いです!
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