サマライジング(summarizing)は「要約する」という意味で、英語学習としては聞いた英文の全体を理解した上で概要をアウトプットするというトレーニングに該当します。
など、英会話能力や表現力をアップする上でサマライジングが効果を発揮しますので、基本的なやり方・学習方法をぜひチェックしてみましょう。
サマライジングは会話や文章の全体を把握した上で、要約を自分の言葉で作っていく練習になります。要約トレーニングは英語だけに限らず、日本語(国語)での試験や問題でも活用されていますね。
【サマライジングの日本語例】
昨日の営業会議では、新製品のリリースに関して主に話し合っていました。チーフには懸念があり、機能の不具合が多く「どうしてリリース日を来月にしなかったのか?」と不機嫌な感じでした。同じく、他の営業メンバーも取引先からのクレームが不安で早急な改善を要求しています。しかし、開発チームからはなかなか機能修正が難しく短期的な改善ができないという声が入っており、このままだと新製品の売上が伸びず営業目標の数値に届かないかもしれません。
要約:昨日の営業会議では、機能の不具合が問題になっている新製品の早期改善が挙がった一方で、開発チームの対応困難が課題となっています。そのため、営業目標の未達まで考えられます。
長い文章や会話から、要点や伝えたい内容をつかみ短く表現するのがサマライジングのポイントです。
サマライジングには以下の学習メリットがあり、英会話で役立つ能力を鍛えることができますので実用的な英語が身に付きます。
自分の言葉に置き換えして表現するトレーニングでは、ルーティンな英語学習とは違って要約する度に異なる英語表現・フレーズを考えてアウトプットしていきます。
英語での要約は英会話スキルに直接繋がり、同じような意味でも数多くの表現が使えることで英会話において自分が言いたい内容が自然に出てくるようになるでしょう。
サマライジングでは長い説明文や会話内容を英語で聞くため、リスニングへの集中力が向上します。
TOEICなどの試験で長文のリスニング問題を試しても「結局何の話だったのか全く分からない」とか、海外のニュースを聞いてもどういった時事か理解が難しい方など、サマライジングを続けてみると英文の概略・概要をつかめるようになります。
サマライジングでは英語から英語への変換・要約がポイントになり、練習を続けることで英語から日本語へ翻訳するのではなく英語を英語として理解する習慣が身に付きます。
日本人が英語が苦手な理由でも取り上げていますが、英語への苦手意識がある方に共通することとして英語の文法や構文・単語など都度日本語に翻訳して、アウトプットで最後英語へ変換する手順であるため、スムーズな英会話ができないケースが考えられます。
ただ、実際に英語が話せる方は以下のような特徴や傾向があり、英語脳への慣れや率先的なアウトプットが重要になりますね。
そのため、リーディングやリスニングに限らず自分で工夫をして分かりやすい英語を組み立てるサマライジングをコツコツを続けることが重要で、英会話に欠かせないスキルが身に付きますね!
以下ではサマライジングの具体的な手順・段階的な学習方法についてまとめました。まずは、要約の対象になる英文のリスニング・理解が重要となります。
サマライジングをする英語の音声を用意して、一通り聞くところから始めます。英語の内容について難易度のほか、「自分が英語で話せるようになりたい場面」を想定した会話・スピーチを基準にするといいでしょう。
リスニング教材のほか、YouTubeなどスクリプト(字幕)を確認できる動画でもサマライジングの参考音声になりますので活用してみましょう。
最初はスクリプトを見ずに、聞いた英語の音声・意味を理解して要約してみます。ただ、サマライジングでは英語の聞き取りや理解力だけでなく、いかに分かりやすく要約できるかという言語的なスキルも要しますので、学生の時に国語の読解問題が苦手だった方は苦労するかもしれませんね。
要約が難しく、頭の中でまとまった文章を整理するのが大変な場合には、重要なポイント・トピックを箇条書きで書き出してから言葉にするといった手順もおすすめです。
例として仕事上のミーティングに関する英会話を聞いた場合、どのような話があったのかをライティングで具体化して、そこから要約文を組み立てるやり方がありますね。何がどう変わったのか、どう話が進んだかなど話の起承転結をおさえておくといいでしょう。
聞いた英語の内容について全て分からない時は、繰り返し英文を聞いて要約文を補完するようにしましょう。
それができたら最終確認として、スクリプトを読んでどんな英会話だったかをチェックした上で、自分の言葉で再度サマライジングをすればどこを理解できた・理解できなかったというレビューができるようになりますね。
また、サマライジング・要約文の添削では第三者からのレビューやネイティブによる修正がより参考になります。英会話スクールでのレッスンを利用して、サマライジングでのアウトプットを洗練するといいでしょう。
▷Aloha Englishでは月20回までオンラインレッスン可!【スピーキングコース詳細】
サマライジングの基本的なやり方について確認するほか、要約のポイントやスピーキングスキルを上げるための対策なども活用してみてはいかがでしょうか。
サマライジング・言葉の要約では、「英単語がよく分からない」や「聞いたことがないフレーズをどう解釈すればいいか…」などボキャブラリー的な課題がありますよね。
その場合、やはり数多くの英単語やフレーズを知っておく必要があるのでは?と思うかもしれませんが、英語では難しい表現でも分かりやすく言い換えできるスキルがあれば、最低限の語彙力でも問題ありません。
英語の言い換えスキルでは汎用性の高い基本動詞を有効活用するほか、サマライジングでの英語練習で役に立つパラフレージングなど知っておくと良い内容がありますので、詳しくは以下記事よりご参考くださいませ。
英語の表現力を上げるサマライジングでは、要約に意識するほか正しい発音練習もあわせて対策することでより英会話で必要なスキルが身に付きます。
英語では日本語にはない発音(母音・子音)があるほか、独特のイントネーション・リズムも理解しておく必要があります。難しく感じるかもしれませんが、基本からしっかり対策できる関連記事もありますので発音の基礎も確認しておくといいでしょう。
また、英会話・スピーキングの向上を目的にサマライジングを試したい方は、幅広い練習方法の活用もおすすめですね。上記でご紹介しましたネイティブの発音や、スピーキングとあわせてリスニング対策にもなる練習ではシャドーイングやリピーティングもあります。
また、「自分の紹介も分かりやすく説明できるようになりたい!」というシーンでは自己紹介でのおすすめ英語フレーズが参考になるほか、独学で参考になる教材も関連記事でまとめていますのでご参考くださいませ。
Aloha English英会話の専門家が
英語学習のお悩みや目標をヒアリングし、
あなたにあった学習法をご提案します。
担当者がじっくり日本語でお話をお伺いします。
英語で話すことが苦手な方はぜひご相談ください。
英語の聞き取りに関するお悩みもご相談できます。
英会話力を上げるための方法についてもご相談できます。
Aloha Englishの無料カウンセリングは
オンラインでのお打ち合わせとなります。
3ステップで簡単にお受けできます。
まずはご予約をお願いします。
お客様の都合に合わせて、カウンセリングの日時をお選びいただけます。
予約後、担当者から送られるリンクで
Skypeに接続します。
Aloha Englishの日本人講師に、あなたの目標や学習スタイルに合わせた相談ができます。
60秒で完了する簡単なステップで、
無料カウンセリングの予約が可能です。
コメントを投稿するにはログインしてください。