英語スピーキング上達のための10のコツ!3つの課題を解決する方法

英語はある程度理解しているのに、いざ話すとなると難しく、

「スピーキングのコツを知ってスムーズに話したい」

と感じることはありませんか?

これは多くの英語学習者が直面する「文字だとわかるのに、話せない」という共通の現象です。

しかし、ご心配なく。 

なぜなら、あなたのスピーキングの伸び悩みは、基礎が不足しているか、実践不足か、メンタルブロックのどれかによるものである可能性が高いからです。

これらの課題を解決すれば、スピーキング力は確実に向上します。

この記事では、その壁を乗り越えるために必要な「基礎」「実践」「自信」に焦点を当て、それぞれの課題を克服するために、次のようなコツを紹介します。

使えるボキャブラリーを増やす
文法の基礎をつけるコツ
英語の発音ルールのコツを掴む
日常生活で使える英会話フレーズを覚える
英語の音声に耳を慣らし発話する
コミュニケーションを上手く取るコツ
正しい文法にこだわりすぎない
興味のある英語に楽しみながら触れること
ポジティブなマインドセットを持つ
フィードバックを受け入れる

ただし、このような英語スピーキング力を向上させていくことは、短距離走ではなくマラソンだと考えましょう。 

毎日コツコツと学習や練習を積み重ねながら、着実に成長してコツを身につけていきましょう。

この記事を読んでわかること
・英語スピーキング力向上のコツを理解できる
・自分に不足しているスピーキングの課題がわかる
・英語のスピーキングにおけるメンタルブロックの克服方法がわかる

コツを知って英語のスピーキング自信を持てるようになるために、ぜひこの記事を参考にしてください。


1.あなたに必要な英語スピーキングのコツは「基礎」「リスニング」「実践」のどれか

英語のスピーキングを向上させるためのコツといっても、個々の課題や必要なスキルはひとそれぞれ異なります。

一般的に、英語学習者は以下の3つの課題の克服を経て、スピーキング力を磨き上げていきます。

【英語のスピーキングを伸ばすための課題】

基礎基礎固めは、日常会話に必要な基本的な単語やフレーズを覚え、
英語の文法や発音のルールを理解すること、そしてそれらを正確に伝えるスキルを身につけること。
実践実践は、実際に聞いて話すこと。ネイティブの発音に慣れ、聞いたことを自分の言葉で表現するスキルが求められる。
また、スムーズなコミュニケーションを図ることも重要。
自信理解しているのに話せないメンタルブロックは、自信を持って話すためのコツを掴むことで克服できる。
練習を重ね、自分の成長を実感することで自信を養うことができる。

まとめると、文法や語彙、発音といった基礎を学ぶことで、正確な英語表現が可能になります。さらに、実際の会話で経験を積むことで、自信がつきます。

これらを組み合わせることで、確実に英語のスピーキング力を向上させることができるのです。

では、あなたには何が不足しているのでしょうか。

それを知る方法は、洋画を英語の字幕付きで視聴してみることです。その際、以下のような状況になれば、あなたに不足して課題が明らかになるでしょう。

自分の課題を認識したら、そこに焦点を当ててコツを掴むことで、スピーキング力は効率的に向上できますよ。

自分に何が足りないか分かったら、ぜひ、以下の各課題ごとの克服するためのコツを試してみてください。

字幕を見ても分からない→2.【課題は基礎】英語スピーキングを基礎から固めるコツ
字幕を見たら分かる→3.【課題は実践】英語スピーキングのアウトプットにおけるコツ
字幕を見なくても分かる→4.【課題はメンタル】英語スピーキングのメンタルブロックを克服するコツ

2.【課題は基礎】英語スピーキングを基礎から固めるコツ

英語スピーキングのコツで基礎から固めるためには、「よく使う英語」を覚えることです。

基礎を固める際には、受験用の難しい参考書を学習するのではなく、まずは日常会話で使うレベルの単語や文法を身につけましょう。

基礎固めを効果的に進めるためのコツは、以下の4つです。

2-1.使えるボキャブラリーを増やす
2-2.文法の基礎をつける
2-3.英語の発音ルールのコツを掴む
2-4.日常生活で使える英会話フレーズを覚える

具体的な学習方法を解説します。

2-1.使えるボキャブラリーを増やす

英語のスピーキングのコツとして、使えるボキャブラリーを増やして基礎を固めることが重要です。

日常英会話で必要な単語数は約3,000~4,000語です。これは高校までの学習で覚える単語数に相当します。

このような学生時代に覚えた単語がすべて使えるようになれば、スピーキングは格段に楽になります。

例えば、単語がわかれば、会話全体を聞き取れなくても、単語から意味を予想できることがあります。

【例】

レストランで、お店の人が料理を持ってきました

店員:「This Eton Mess is complimentary from our chef.」
このとき英文がわからないと、「注文していないよ」となりますよね
しかし「complimentary(無料の)」の単語を知っていた場合

自分:「無料でなにかもらえるんだ」と予想、「Thank you.」と返答


全体の文脈がわからなくても、重要な単語を聞き取ることで相手の意図が理解できます。

さらに、スピーキングでも単語だけで意思を伝えることが可能です。上記の例の場合なら、「Complementary」だけでも、無料のサービスとわかってくれるでしょう。

このようにボキャブラリーを効果的に増やすためには、以下の3つの方法がおすすめです。

学習方法コツおすすめ
日常生活でよく使う単語を覚える・よく使う単語に絞る
・シチュエーションごとにまとめて学ぶ
・毎日◯個覚えると目標を決める

参考:Amazon「毎日の英単語 日常頻出語の90%をマスターする
単語帳やアプリを活用する・通勤・通学などのスキマ時間に覚える・ゲーム感覚で楽しみながら覚える・音声も活用する
おすすめアプリ:Duolingo
単語を文脈の中で覚える・単語を使った一般的なフレーズや表現と一緒に覚える
・単語帳に例文を追記する
例文付きの単語帳

学生時代に習った英単語を、もう一度復習して、すべて使えるボキャブラリーにしましょう。

定期的に復習することも忘れずに!
覚えた単語を定期的に復習することで、長期記憶に定着できます。こちらは、カナダのウォータールー大学の研究結果です。英語 スピーキング コツ参考:UNIVERSITY OF WATERLOO 「Curve of Forgetting

具体的には、単語を最初に学んだ後、以下のタイミングで復習することが望ましいとされています。
・24時間以内・1週間後
・1ヶ月後

単語を長期的に保持し、記憶するには、3回に分けて記憶するのがコツと言えるでしょう。

2-2.文法の基礎をつけるコツ

英語スピーキングのコツの2つめは、文法の基礎、「基本の5文型」をしっかりマスターすることです。

【基本の5文型】

文型概要例文
第1文型
SV(主語+動詞)
S(主語)がV(動詞)するShe sings. (彼女は歌う)
第2文型
SVC(主語+動詞+補語)
S(主語)はC(補語)という状態である(V動詞)He is happy. (彼は幸せだ)
第3文型
SVO(主語+動詞+目的語)
S(主語)がO(目的語)を(またはOに)V(動詞)するThey watch a movie. (彼らは映画を見る)
第4文型
SVOO(主語+動詞+目的語1+目的語2)
S(主語)がO1(目的語)にO2(目的語)をV(動詞)するI give her a present. (私は彼女にプレゼントをあげる)
第5文型
SVOC(主語+動詞+目的語+補語)
S(主語)はO(目的語)がC(補語)するのをV(動詞)する / S(主語)はO(目的語)をC(補語)だとV(動詞)するI make her happy. (私は彼女を幸せにする)

基本の5文型は、英語でよく使われる文の骨格を表しています。

これらの文型を理解することで、単語がどのように組み合わさるかを把握し、文法的な正確さを保つことができます。

実際には、単語を並べたり、文法が完全でなくても会話は成立しますが、相手に意図を伝えることが難しくなる場合があります。

例として、外国人から日本語で話しかけられたときのことを考えてみてください。

このように、文法のない会話だと、相手の言いたいことを推測しなければいけなくなりますよね。

まずは、難しい文法ではなく、基礎的な文法をしっかりと復習することが、文法力をつけるコツとなります。そうすれば、スピーキングのための準備が整います。

2-3.英語の発音ルールのコツを掴む

英語のリスニングが苦手な人は、発音のルールのコツを掴むだけで、リスニング力が飛躍的に向上します。発音ルールをマスターすると、リスニング力の向上だけでなく、スピーキング力も向上します。

それでは、発音ルールについて説明します。

【発音ルール1. 単語のアクセント】 

英語の単語には、強勢と弱勢があり、強勢のある音節を「アクセント」と言います。

単語のアクセントを意識することは、単語を正しく発音し、ネイティブスピーカーに近づくために重要です。

日本人が英語を発音すると通じにくいのは、このアクセントの位置が間違っていることが多いからです。

具体例として、以下の日本語としてもよく使われる英語を見てみましょう。

アクセント記号「´」のところを、一番強く発音してみてください。

バナナbanána
オレンジórange
カレンダー cálendar
コメントcómment
ヘリコプターhélicopter 
ホテルhotél
アイデアidéa
マニュアルmánual
バランスbálance 

アクセントの箇所をしっかりと読むだけで、ネイティブスピーカーに近い発音になりませんか。

単語を覚える時は、アクセントの位置を意識してみてください。

【発音ルール2. イントネーション】

英語は、音の高低変化である「イントネーション」をつけて発音します。

このイントネーションには、意味やニュアンスを伝える役割があります。

【文末の声の高さが下がるパターン】
陳述文や命令文

例1. I am here. (ここにいます)
例2. Do your homework.(宿題をやりなさい)

【文末の声の高さが上がるパターン】
疑問文や驚きの表現例 Do you like cats?(猫は好きですか)

上記以外にも、特定の単語やフレーズを強調したい場合は、その部分の声の高さを上げることがあります。

I really like cats.(私は本当に猫が好きです。)

このように、イントネーションのパターンにより、文の意味や話し手の感情が明確に伝わります。

【発音ルール3. 音声変化(リエゾン)】

リエゾンとは、単語と単語をつなげて滑らかに発音することです。発音のルールで、日本人にとって難しいのが、このリエゾンです。

なぜなら、同じ単語でもこのリエゾンによって、まったく違う発音になることがあるからです。

ネイティブ英語が早く感じる理由は、このリエゾンに大きく関係します。

例えば、「I don’t know.」は「アイ ドント ノウ」は、「アイダノ」と発音されることが多くあります。

この場合、「ドント」が「ダ」の音に変わっていますよね。

このように音が変わるリエゾンには、いくつかのルールがあり、とくに以下の3つのルールが重要です。

リンキング:単語と単語の音を連結させる 
リダクション:音を脱落して発音しない 
フラッピング:破裂音の「t」「d」を破裂させない 

【3つのルールの例】

それぞれのリエゾンのルールについて、さらに詳しく知りたい方は、以下のページを参考にしてください。

リエゾンのルールのページはこちら
リンキングの仕組み解説|英語発音の上達がリスニング力にも効果あり
スペル通りに発音しないリダクションの仕組|ネイティブ発音は再現できるフラッピングTを解説|Waterのネイティブ英語が「ウォーラー」になる理由

リエゾンを意識して練習することで、英語のリスニング力が大幅に向上し、聞き取れる単語やフレーズがどんどん増えていきます。

音声変化リエゾンのルールを理解すると、スピーキング力が飛躍的に向上するでしょう。
      

2-4.日常生活で使える英会話フレーズを覚える

スピーキングのコツで重要なのは、日常生活で実際に役立つフレーズを覚えることです。

なぜなら、多くの日本人が英会話に苦手意識を持つのは、教科書で学ぶ英語と実際の会話で使われる英語との間にギャップがあるためです。

教科書では、「How are you?」と聞かれた時、「I’m fine thank you. 」と答えると習いましたよね。

しかし、実際には「I’m good.」や「Not bad.」の方が日常的によく使われるのです。

その他にも、以下のようなフレーズがあります。

教科書で習う英語実際によく使う英語意味
How are you?What’s up?変わりない
I don’t understand.I don’t get it.わからない
I want ~.Can I have ~?~が欲しいです
I will pay.It’s on me.奢るよ
Perdon?Come again.もう一度
Wait.Hold on.待って
What time is it now?Do you have the time?今何時ですか
What’s your hobby?What do you do in your free time?趣味はなに
Where are you now?Where you at?今どこ
You can do it.You got this.君にならできるよ

このように、英会話を学ぶ際には、実際に使われるフレーズを覚えることが重要なコツであり、それによって、自然なスピーキングができるようになるでしょう。

3.【課題は実践】英語スピーキングのアウトプットにおけるコツ

英語スピーキング力を向上させるためには、インプットとアウトプットの両方が重要です。今回は、アウトプットの中でも特に重要な、以下の2つのコツについてご紹介します。

3-1.英語の音声に耳を慣らし発話する
3-2.コミュニケーションを上手く取るコツ

これらの方法を通して、英語の音声をたくさん聞き、自然な発音やリズムを身につけるようにしましょう。

まずは、最初のコツであるリスニング力を養い、実際にスピーキングの練習を積む方法をご紹介します。

3-1.英語の音声に耳を慣らし発話する

英語スピーキングのアウトプットにおけるコツは、英語の音声に耳を慣らし発話することです。これを正しい学習方法で繰り返し練習します。

英語の音声をたくさん聞くと、耳が英語のリズムやアクセントに慣れ、速いスピードや自然な表現を理解しやすくなります。

そして、英語が聞き取れるようになると、その音が発話できるようなるのです。

具体的には、以下の学習方法がおすすめです。

オーバーラッピング:英語の音声に合わせて音読する練習方法
【やり方】・レベルに合った英文を用意する・スクリプトを音読する・わからない単語を調べる・スクリプトを見ながら音声に合わせて何度も発話する

オーバーラッピングについて更に詳しく知りたい方は、こちらのページを参考にしてください。
オーバーラッピングとはリスニング力UPに効果的なビギナー向け音読方法
シャドーイング:英語の音声を聞いて、少し遅れて真似して発話する練習方法
【やり方】
・自分の英語レベルより簡単な英文を用意する
・音声を聞いて、遅れて発話する・スクリプトを見て、わからない単語を調べる・音声を聞いて、遅れて発話を繰り返す

シャドーイングについて更に詳しく知りたい方は、こちらのページを参考にしてください。
正しいシャドーイングのやり方で「英語が聞き取れる!」と誰でも実感できる
ディクテーション:英語の音声を聞き取り、聞こえた内容を書き取る練習方法
【やり方】
・80%ほど理解できる英文を用意する
・スクリプトを聞く
・一文ずつ止めて、聞こえた英語を書き取る
・答え合わせをする
・全文を聞く

ディクテーションについて更に詳しく知りたい方は、こちらのページを参考にしてください。
ディクテーションは英語リスニングを強化する学習法|練習問題つき

英語の発音に慣れ、聞いた音を正確に発するためのコツは、上記のような適切な学習方法で反復練習することです。

3-2.コミュニケーションを上手く取るコツ

スピーキングのコツで、コミュニケーション力を上げるには、次のように、英語特有のコミュニケーションスキルを身につけることです。

3-2-1. 適切な相槌の打ち方を身につける
3-2-2. タイミングよく質問する
3-2-3. 英語のジェスチャーを使う

これにより、円滑な会話が可能になりますので、順番に見ていきましょう。

3-2-1. 適切な相槌の打ち方を身につける

相槌のコツを身につけると、相手との距離がぐっと近く感じられるようになります。

その理由は、適切な相槌を打つことで相手が話しやすく感じ、より深いコミュニケーションが可能になるからです。

特に初対面の相手や緊張している場面では、相槌が会話の流れをスムーズにし、コミュニケーションを円滑に進める助けとなります。

しかしながら、慣れないうちは、「Yes」「Uh-huh」「understand」など、いつも同じような表現になってしまうことがあります。

そこで、より自然で効果的なコミュニケーションを図るために、ネイティブがよく使う相槌表現をいくつかご紹介します。

これらを参考にして、相槌のコツを身に着けてくださいね。

3-2-2. タイミングよく質問する

適切なタイミングで質問をすることも、良いコミュニケーションを築くためのコツになります。

特に、タイミングが非常に重要で、相手の話を遮らずに適度なペースで質問することが肝心です。

その理由は、英語と日本語では相槌の打ち方や質問のタイミングが異なることにあります。

日本語では、話の途中で「そうそう」「どうなったの?」という形で、相槌や質問をすることがよくあります。

一方、英語では相手の話を聞いてから、文末に相槌や質問を添えるのが一般的です。このコツを理解しておくと、よりスムーズなコミュニケーションが可能になります。

質問では、以下のようなフレーズが使えます。

質問和訳
Can you tell me more about it?もう少し詳しく聞いていい
Could you give me an example?例を挙げてくれる
Do you think it’s a good idea?それでいいと思う?
How do you feel about that?それについてどう感じる?
What do you like most about it?それの何がいいと思う?
What do you think about that?それについてどう思う?
What would you do?あなたならどうする?
Why do you say that?なぜそんなこと言うの?

相槌だけでなく質問をすることは、新しい情報を得たり、誤解を避けたりすることができる大切なコツです。

積極的に質問することをおすすめします。

3-2-3. 英語のジェスチャーを使う

言葉だけでなく、ジェスチャーを使うのも、スピーキングの大切なコツのひとつです。

特に英語を話す場面では、ジェスチャーを使うことで自分の意図をより明確に伝えることができます。


例えば、以下のようなジェスチャーがよく使われます。

ただし、ジェスチャーを使う際には、あまり大げさにしたり、使いすぎには気をつけましょう。

また、国や地域によって、ジェスチャーの意味が異なる場合があります。

誤解を招かないように、事前にその文化におけるジェスチャーの意味を調べておくことも、スムーズなスピーキングを行う上で重要なコツになります。

4.【課題はメンタル】英語スピーキングのメンタルブロックを克服するコツ

英語スピーキングでメンタルブロックを克服するコツは、「自信を持って話せるようにする」ことです。

「自信を持って話せるようにする」ためには、以下のポイントを意識してみてください。

4-1.正しい文法にこだわりすぎない
4-2.楽しむことを忘れない
4-3.ポジティブなマインドセットを持つ
4-4.フィードバックを受け入れる

これらのアプローチを通じて、スピーキングの自信を取り戻しましょう。

4-1.正しい文法にこだわりすぎない

自然な会話をするために覚えておきたいコツは、「正しい文法にこだわりすぎない」ことです。

なぜなら、完璧な文法を求めることで、言葉に詰まってしまい、会話のリズムが乱れるからです。

実は、通常の英会話なら高校生までに習ったシンプルな単語や文法で十分通じるのです。

例えば、以下の英文はどちらも同じ意味で使えます。

丁寧:「Could you please assist me?」
シンプル:「Please help me.」
意味:助けてもらえませんか
丁寧:「I apologize for the inconvenience. 」
シンプル:「Sorry for the trouble. 」
意味:ご迷惑かけてすみません

文法を気にして、難しいフレーズを考えなくても、知っている範囲の英語を使うといいでしょう。

さらに、ある程度の間違いであれば、相手はわかってくれる場合があります。

正:「I have a cat.」 
誤:「I have cat. 」
正:「He is at home.」
誤:「He is home.」
正:「She is good at swimming.」
誤:「She is good in swimming.」

このように、冠詞や前置詞を省略したり、間違えたりしても、文脈から意味が理解できる場合は問題ありません。

文法よりも大切なのは、「伝わる英語」です。積極的に話すことが、英語力を向上させる重要なコツとなります。

ただし、正確な文法で話すことは、相手にとって聞きやすく、誤解を招くリスクを減らせるのは間違いありません。

英語を継続的に学び、できるだけ正確なスピーキングを心がけましょう。

4-2.興味のある英語に楽しみながら触れること

英語スピーキングでメンタルブロックを克服するコツは、楽しむことを忘れないことです、そのため自分の興味のあることに関連した英語に触れるといいでしょう。

楽しみながら学ぶことで、モチベーションが保たれ、練習を続けやすくなるからです。

英語学習を楽しむためには、以下の方法がおすすめです。

・好きな映画やドラマを英語で見る
・好きな音楽を英語で聴く
・英語の歌を歌ってみる
・英語で友達と話す
・英語イベントに参加する
・海外旅行に行く

楽しみながら英語に触れられると、新しい言葉やフレーズが記憶に残りやすくなります。

それらを使うことにより、小さな成功体験が積み重なって、英語学習がより楽しくなるでしょう。

4-3.ポジティブなマインドセットを持つ

ポジティブなマインドセットを持つことは、英語スピーキングを向上させるコツとして不可欠です。

なぜなら、このマインドセットが自信を育み、自分自身を積極的に表現できるようにするからです。

例えば、英語を話す際に

  • 「私の英語は通じてないだろうな」
  • 「変な英語を話していないか心配だ」

といったネガティブな考え方は、モチベーションを低下させ、成長を妨げます。

ポジティブなマインドセットへの転換には、以下のアプローチが効果的です。

・「間違えても大丈夫」と楽観的に考える
・絶対分かってもらえるという気持ちを持つ
・小さな成功体験を積み重ね、自信を育む
・英語学習を楽しむことにフォーカスする

日本では謙遜の文化があり、英語が完璧でないと自己評価が低くなりがちです。

しかし、東南アジアなどでは流暢な英語よりも、積極的なコミュニケーションを重視します。

誤った文法やアクセントがあっても、堂々と英語でコミュニケーションをとる姿勢が尊重されます。

英語は完璧に話すことが求められるものではありません。むしろ、積極的にコミュニケーションを図るためのツールなのです。

マインドセットの転換は容易ではありません。しかし考え方をほんの少し変えることが、スピーキングを成功させるコツとなります。

自信を持ち、ポジティブなマインドセットを忘れずに、少しずつ進歩しましょう。

4-4.フィードバックを受け入れる

フィードバックを上手に受け入れるのも、英語スピーキングを上達させるコツです。

実は、ネイティブスピーカーは単に文法的に正確であるだけでなく、自然な言い回しやニュアンスにも気を配って会話しています。

例えば、文法や語彙に問題がなくても、会話がどこかぎこちなく感じることはありませんか?

この違和感に気づくのは、実際にフィードバックを受けることがなければ難しいでしょう。

【具体的な例】
友達に時間を聞くとき
「Can you please tell me the time?」

やや堅苦しく遠慮がちな印象
「Do you have the time?」会話がより自然に流れる

さらに、会話中何度か聞き返されるのは、相手がこちらの英語を理解できないということです。これも一種のフィードバックと捉えられます。

このような間違いや違和感、なぜ相手に理解されないのかについて、会話の中でフィードバックを受けることが、自然なスピーキング力の向上につながるコツになります。

もし周囲にフィードバックしてくれる人がいない、または知り合いからのフィードバックを求めるのが恥ずかしいと感じる場合は、英会話レッスンを受けることをおすすめします。

英会話レッスンでは、専門家があなたの課題を見つけ出し、それを改善するための助言やサポートを的確に提供してくれます。

この個別のフィードバックこそが、英会話レッスンの最大のメリットです。

5.スピーキングの向上はインプットとアウトプットの組み合わせが重要!

英語のスピーキングを向上させるには、「基礎固めのインプット」と「実践で話すアウトプット」の組み合わせが大切です。

インプットで学んだ英語をアウトプットすることで、理解が深まり、記憶にも定着しやすくなるからです。

【この記事で紹介したコツのインプット・アウトプットの分類】

インプットアウトプット
・ボキャブラリーを増やす
・文法の基礎をつける
・発音のルールを覚える
・使えるフレーズを覚える
・音声に耳を慣らし、発話する
・コミュニケーションを取る
・自信を持って話す

まとめると、英語のスピーキングは、インプットができてきたら、アウトプットの量を増やしましょう。

その段階で、アウトプットでコミュニケーション能力を磨き、メンタルブロックを克服することが、スピーキング力を劇的に向上させるコツとなるのです。

このアウトプットはなかなか難しいと思いますが、やはり外国の方と話すことで、スキルを重点的に鍛えられます。

特に、外国人講師と会話することには以下のようなメリットがあります。

・間違いを的確に指摘してもらえる
・間違えても恥ずかしくない
・教えるプロでわかりやすい
・英語がきれい
・不自然な英語に慣れている

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6.まとめ

英語のスピーキング力を伸ばすコツを、課題別にまとめました。

スピーキングが上達しない理由は、以下の課題が考えられます。

・基礎が不十分である
・実践練習が不足している
・メンタルブロックがある

自分が抱えている課題は、洋画を英語の字幕付きで観ることで見つけられます。

字幕を見てもまったく理解できない
ー>基礎に課題がある字幕を見たら理解できる
ー>実践に課題がある字幕を見なくても理解できる
ー>メンタルに課題がある

まずは、課題を理解し、自分に必要な学習方法のコツを見つけてくださいね。

スピーキングは、毎日継続して学習することで確実に上達します。

無理のない範囲で、毎日少しずつ英語学習を続けましょう。

この記事を参考に、自分に合った学習方法を見つけて、ぜひ実践してみてください。

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記事の監修者情報

【松本兼頌(Matsumoto Kensho)】

カリフォルニア大学で語学とマーケティングを専攻。卒業後ハワイで広告営業を担当しました。余談ですが、ワイキキとカイルア担当だったので隠れスポットの話も得意です。
今までの海外経験を活かし、正しい英会話の習得方法を徹底解説。スピーキング ・発音・リスニングに関する記事を主に執筆しています。わからないことがあれば、お気軽に相談してください。

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