一般動詞の過去形では、動詞の原型に「ed」をつける変化が基本ですが、こちらはいわゆる規則動詞の過去形であり、そのほかに不規則動詞の過去形という2パターンがあります。
英文で過去形を表現する際には、一般動詞過去形のルールについて覚えておくといいですね。時制とか難しい…と感じるかもしれませんが、中学英語で一度習ったことですので、ポイントをおさえておけば確実に理解できますね!
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過去形における一般動詞の変化についてご説明する前に、
という方はまず、動詞など品詞のことや時制について基礎を確認しておくといいでしょう。
まず、動詞は「一般動詞」と「be動詞」の2種類があり、ざっくり違いをいうと「play」や「eat」など動作を表す動詞が一般動詞で、「am」や「are」などイコールの役割をするのがbe動詞です。詳しくは以下記事が参考になります。
今回は一般動詞にて過去形の変化などご説明しますが、be動詞も同じく英会話や英作文で重要な文法ですので、あわせてbe動詞の過去形の作り方もご参考くださいませ!
さらに、一般動詞には「規則動詞」と「不規則動詞」の2種類に分類されて、基準としては過去形の変化の仕方によって分けられています。簡単に説明すると、以下の通りです。
そのため、過去形を作りやすいのは規則動詞の方ですが、不規則動詞もパターンを理解すればわりと覚えられますね。また、規則動詞・不規則動詞の変化では過去形とあわせて、過去分詞形も確認するとより文法への理解が深まるのであわせてご紹介していきます。
【時制など文法について役立つ関連記事です!】
規則動詞の過去形では動詞の語尾に「ed」または「d」がつく変化ですが、以下のような法則があります。
【動詞の原形の語尾に「ed」がつくパターン】
原形にそのまま「ed」がつく規則動詞 | ||
現在形 | 過去形 | 過去分詞形 |
look | looked | looked |
play | played | played |
watch | watched | watched |
原形の語尾が「子音字+y」の規則動詞→yをiに変化して「ed」がつく | ||
現在形 | 過去形 | 過去分詞形 |
study | studied | studied |
cry | cried | cried |
try | tried | tried |
原形の語尾が「短母音+子音字」の規則動詞→最後の子音字を増やして「ed」がつく | ||
現在形 | 過去形 | 過去分詞形 |
stop | stopped | stopped |
【動詞の原形の語尾に「d」がつくパターン】
原形の語尾が「e」の規則動詞→「d」だけがつく | ||
現在形 | 過去形 | 過去分詞形 |
like | liked | liked |
hope | hoped | hoped |
use | used | used |
といった感じで、動詞によっては「ed」がそのままついたり、元の動詞原形が少し変化して「ed」がつくパターンなど、様々なルールがありますが、一般動詞の中ではやはり規則動詞の方が分かりやすいですね。
まずはよく使う単語から過去形の変化についてチェックしておきましょう。参考までに、以下では規則動詞過去形を使った例文をまとめました。
肯定文については、主語と述語(規則動詞過去形)の基本的な並びで問題ないですね。英語の文型については、英文で大事な五文型の解説ページでもご紹介しています。
I work in the office.
→I worked in the office yesterday. (私は昨日オフィスで働いた)
He walks to the station.
→He walked to the station last week. (彼は先週、駅まで歩いた)
「He」や「She」など三人称単数の場合でも、過去形では「ed」や「d」が動詞につきますね。三人称単数現在形の変化ルール・英文例も基本的な英語の振り返りになります!
否定文の場合、過去形では動詞は変化しなく、動詞の前に置く「don’t」または「do not」が「didn’t」または「did not」に変わるルールがあります。
I watched this movie.
→I didn’t watch this movie. (私はその映画を観なかった)
This child cried.
→This child didn’t cry. (その子供は泣かなかった)
否定文では「didn’t」の後に続く動詞を原形にする決まりがあります、否定文でも動詞を過去形にする間違いがありがちなので、注意しておきましょう。
疑問文も同じく、Did+主語+述語(動詞)という語順になり、現在形の「Do」が「Did」に変わる代わりに、動詞自体は原形のままですね。
You played basketball.
→Did you play basketball? (バスケをしましたか?)
He studied English last night.
→Did he study English last night? (彼は昨夜、英語を勉強しましたか?)
Didを文頭に置いて、あとは主語と動詞原形の並びで過去形の疑問文が作れます。疑問文について、詳しくは「why」などの疑問詞の使い方解説ページや英語での疑問文の作り方が参考になります!
続いて、不規則動詞の過去形も確認すると、規則動詞と比べて変化が多様になっていますが、以下の通り4パターンに分類されますので、英会話や英作文などでの実践を通して覚えておくといいでしょう。
不規則動詞の4種類まとめ | ||
分類 | 特徴 | 不規則動詞の例 |
1.A-B-Bパターン | 過去形と過去分詞が同じ | find-found-found have-had-had buy-bought–bougut |
2.A-B-Cパターン | 全てで形が異なる | break-broke-broken forget-forgot-forgotten speak-spoke-spoken |
3.A-A-Aパターン | 全て原形のまま(同じ) | cut-cut-cut hit-hit-hit put-put-put |
4.A-B-Aパターン | 過去形だけが違う | become-became-become run-ran-run |
一番多いのは、過去形と過去分詞形が同じA-B-Bのパターンですね。そのほか、過去形も過去分詞も全部同じ一般動詞や、過去形だけが違う一般動詞もあります。
英会話で使う不規則動詞の詳細については、以下参考ページでも取り上げていますのであわせてお読みくださいませ!
不規則動詞の過去形では、規則動詞と違って全く違う変化になりますね。よく使う一般動詞では「go」や「know」なども不規則動詞です。
I go to the hospital.
→I went to the hospital last week.(先週、私は病院に行きました)
She knows the news.
→She knew the news yesterday. (彼女は昨日、そのニュースを知った)
文法的には規則動詞と同じで、主語が三人称単数現在形の場合は「s」または「es」が語尾につきますが、過去形の場合は不規則に変化します。
否定文は規則動詞と同じく「didn’t」を使いますので、原形で表現しますね。
I met her at station.
→I didn’t meet her at station. (私は駅で彼女に会わなかった)
My brother understood it.
→My brother didn’t understand it.(私の弟はそれを理解できなかった)
こちらも否定文の動詞を過去形にしないように、注意しましょう。
疑問文も動詞は原形で表し、現在形の「Do」が「Did」に変わることが重要ですね。
You bought two books.
→Did you buy two books? (あなたは本を二冊買いましたか?)
He ran before dinner.
→Did he run before dinner?(彼は夕食前に走りましたか?)
不規則動詞の変化については基本的に、肯定文の際に意識しておくといいでしょう。否定文や疑問文では過去形でも、動詞自体は原形になります。
一般動詞過去形のルールや例文についてご紹介しましたが、英会話において自分や相手の過去のことについて話すシーンは多いので、時制を意識して正しい文法で話せればより表現力がアップするでしょう。
さらに過去形とあわせて過去進行形との違いや使い分けについて理解したり、時制に関する表現方法まで関連記事で学習しておくと、より英語への自信がつきますね!
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