英語で未来形を表現する場合、中学英語では「will」や「be going to」を習うと思いますが、どちらも同じような意味であるもののニュアンスが異なるため使い分ける必要があります。
前々から考えている計画なのか、または今決めた未来の展望なのかなど、「〜しよう/するだろう」の意味合いによって「will」と「be going to」のどちらが適切かを判断します。
こちらのページでは「will」と「be going to」の比較や、日常英会話で使える意味・例文などをご紹介いたします!
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英語では「〜する予定だ」や「〜するだろう」と未来の内容について言う場合、未来形表現を使います。未来形には以下のようなパターンがあり、汎用性が高いのは「will」と「be going to」があります。
限られた状況になりますが、未来表現では現在形や現在進行形も使えるものの基本的には「will」と「be going to」を利用しますが、ニュアンスの違いは以下の通りです。
英語の未来表現 | willの場合 | be going toの場合 |
いつ計画していたか? | 今決めた未来について | 前々から計画していた予定 |
確実な未来か? | 確信に近い未来を表現 | 確実に起こる近い未来を表現 |
行動のニュアンスは? | 強い意志「〜するだろう」 | 計画・意図「〜するつもり」 |
詳しくは個々でも解説しますが、同じ未来形表現でも「will」と「be going to」では日本語訳のニュアンスが微妙に異なります。
I will drink a straberry smoothie.(ストロベリースムージーを飲もう)
I’m going to drink a straberry smoothie.(ストロベリースムージーを飲むつもりです)
「will」では「朝はスムージーを飲みたい!」といった個人的な気持ちや意志が込められている未来表現であるのに対し、「be going to」は「用意していたから飲みます」という計画的なニュアンスになります。
そのほか、未来表現では「〜するだろう/〜するつもり」のほか、予測や提案などもあるので以下でチェックしてみましょう!
「will」には計画的な未来というより、主語(本人)が「〜しなきゃ!」といった意味合いや確信に近い推測などで使えます。推量では「will」以外の助動詞でも表現できるので、以下の関連記事もご参考くださいませ。
未来形の基本は「〜するだろう」と訳しますが、「〜します/〜しますね」と言い切るくらいに「〜するぞ!」と強く希望するニュアンスが「will」にはあります。相手への約束にも使えますね。
I’ll give you a stuffed animal.(あなたにぬいぐるみをあげますね)
I’ll finish this work today.(この仕事を今日中には終わらせます)
I’ll get the phone.(私が電話に出ます)
I won’t reply.(返事をするつもりはありません)
自分が〜したいとの希望を伝える例文では、逆に「〜するつもりがない」のであれば否定形での表現が可能です。英語の否定文表現・文法のルールでもご紹介しております。
※「will」の否定形:「will not」は短縮形だと「won’t」になります。
強い意志表現と関連しまして、未来に起こるであろう出来事へ確信があったり「きっと・絶対〜になる!」と言い切れるニュアンスでも「will」が使われます。
I will be a lawyer in a few years.(私は数年後、弁護士になるでしょう)
This city will be more lively.(この街はより、活気が出るだろう)
I hope everything will go well.(全てが上手くいきますように)
上記の例文では、「This city is going to be more lively.」とも言えますが、「will」にすることで「絶対この街は活性化される!」と確信しているイメージになりますね。
また、相手に対して「〜しましょう」と提案に近い未来のことをいう場合でも「will」が使えます。割と日常英会話でスマートや提案ができるので、覚えておくといいですね。
I’ll take care of your cat tomorrow.(明日、あなたの猫の世話をしますね)
I will buy your favorite magazine.(あなたの好きな雑誌を買ってきます)
提案表現では「Let’s~」や「Please~」など丁寧な命令文も使うことが多いので、あわせて覚えておくといいでしょう。
それと、瞬間的に(今ここで)決めた未来のことで「will」が使われます。前々から考えていた計画ではなく、その場で決めた内容で「私がタクシーを捕まえます」など「じゃあ〜しておくか/〜するわ」くらいの感覚ですね。
How do we get to the station?(駅までどうやって行きますか?)
I don’t want to walk. So I’ll catch a taxi.(歩きたくないですので、私がタクシーを捕まえます)
→今決断したことなので「will」を使っています
Could you buy some bread?(パンを買ってきてもらえますでしょうか?)
OK, I will.(わかりました、買ってきますね)
→「I will buy some bread.」を短縮した答え方です。
「will」はこれからすること・今からすることなど簡単に表現できるので、普段の英会話でもぜひ取り入れてみましょう。
一方で、「be going to」の特徴や傾向も以下でまとめました。本来予定していた内容を伝えるほか、過去において「〜する予定だった」との表現も可能ですね。
「be going to」では前々から考えていた計画について、未来形(将来の出来事)として言えます。「will」では「私が電話します」など、その場で決まった未来表現が当てはまりますが、「今日は〜〜へ行く予定です」などの意味合いでは以下例文の通りです。
I’m going to rent a car today.(今日はレンタカーを借りるつもりです)
I’m going to travel to Taiwan next month.(来月は台湾旅行をする予定です)
We’re not going to have this meeting next week.(来週はその打ち合わせをしない予定です)
これからの予定をすでに知っていたり決まっている場合では、「be going to」での表現が適切ですね。
近い未来についてある程度予測できる・想像できる状況でも「be going to」が適切で、天気予報から天候を読みたり毎日決まったスケジュールなど表現できます。
It’s going to rain soon.(すぐに雨が降りそうですね)
This bus is going to go to Ueno station.(このバスは上野駅まで行きます)
This politician is going to be arrested in the near future.(この政治家は近いうちに逮捕されそうです)
最後の例文は逮捕されそうな政治家の背景にもよりますが、「明らかに悪いことをしているから逮捕は秒読みだな」という感じで「be going to」を使いました。また、「〜される」という受動態・受け身の表現もbe動詞原形を使うルールがありますので、関連記事でチェックしておきましょう。
それと、「be going to」ではbe動詞を過去形(was/were)にすることで、過去の時点において「〜するつもりだった」と言うこともできます。今ではなく前の段階で「〜するつもりだった」との意味なので、裏返すと「実際は〜しなかった」と読み取れますね。
We were going to go to that restaurant, but she wanted to go to McDonald’s.(私たちはあのレストランに行くつもりでしたが、彼女がマックに行きたがっていました)
→なので、予定にあったレストランには行かなかった。
I was going to buy an iPhone, but unfortunately I left my wallet at home.(iPhoneを買う予定でしたが、残念なことに財布を家に置いてきてしまいました)
→お金がないから、結局iPhoneは買えなかった。
「will」や「be going to」は基本、未来のことを話しますが過去にあったこと・予定していたことも表現できます。英語でのスピーキングにおいて、より話せることが増えますので過去形の使い方・例文もおさえておくといいですね。
「will」と「be going to」それぞれの違いや特徴についてご紹介しましたが、使い分けについてまとめると以下の通りです。
相手から依頼されたことや、困っていそうなことについて「私がやりますね」と答える場合には「I will do~」など「will」を使い、「今日は〜という予定です」と前から考えていたことを話す際には「 I’m going to go~」と表現する感じで、それぞれ使いこなせるといいですね。
未来と関連する時制への理解も大事ですが、英語では「will」と「be going to」のように、微妙なニュアンスをネイティブ感覚で知っておくと、より英会話が自然にできますね。以下の関連記事も参考になりますので、ぜひお読みくださいませ!
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